こんにちは。オンラインで学べる、大人のためのスマホ&パソコン教室
(www.pasocom.net)代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀(@yukinojo7)です。
和風なものと嵐が大好きです。シニア世代の方々のスマホレッスンをやったり、スマートフォンやLINEの入門書を書いたり(Amazon著者ページはこちら)、仕事で使いたいのにSNS活用が苦手な方のためのお手伝いをしたりしています。
このブログでは、日々感じるスマホの活用法や私なりの工夫、IT技術の話などをメインに、なるべくわかりやすくお伝えしようと思っています。
京都4日目、帰りのフライトまでにまだ間があるので、Googleマップで立ち寄れそうなまだ行ったことのないお寺を探してみます。
「お、ここに行ってみようかな」と思ったのが妙心寺。
▼臨済宗妙心寺派大本山「妙心寺」
まったく予備知識なく決めたお寺ですが、ここは「見ておいた方がいい!」というお寺だったようで、妙心寺法堂(はっとう)に江戸時代の天才絵師・狩野探幽が描いた「雲龍図」がありました。天井の龍は、他のお寺でも見たことがありますが、妙心寺の龍も素晴らしかった。写真撮影は禁止です。
どの角度からも龍と目が合うことから「八方睨みの龍」の別名もあります。
静かな法堂の中で、ひんやりとした石の床に足をつけながらゆっくりと頭上を見回す。畳の椅子の上に寝ころんでみたくなりますが、「寝そべっての鑑賞はおやめください」とありました(笑)。気持ちはわかる・・
京都を代表する大寺院だったとは知りませんでした・・・。
たくさんの塔頭が並ぶ妙心寺ですが、その一つ「退蔵院」に入ってみることに。
この暑さです。蓮も花の見ごろを終えてしまっているところも多かったです。
それにしても・・・です。祇園祭のころの京都は、それはそれは混雑している、という先入観があったのですが、智積院にしても、この退蔵院にしても、ご覧の通り。ほんとに人がいない。
これはむしろ私にとっては好都合ですが、どの観光地も混雑しているところとそうでないところがあるんだよなって思いました。
人工物が目に入らない場所にいると、どこからともなくお侍さんが出てきそうなそんな気がして、誰もいないお寺の庭園っていうのは好きですね。境内のアナウンスの声も聞こえず、車の通る音もしない。
あるのはセミの声、風に揺られて時々音を立てる蓮の葉、遠くから何か打楽器(木魚?)のような音、廊下がきしむ音。目を閉じれば古の都にタイムスリップした感覚を(少し)感じられる。
だからこそ歴史的建造物の中で誰もいない一人の時は、想像力が掻き立てられます。
この妙心寺では、台所である「庫裏(くり)」が見学できると案内があったので、そこにも行ってみることに。雲龍図を見るための拝観料が庫裏見学とセットでしたので、せっかくだから見ておこう。
妙心寺の台所として、一度に何百人もの食事を調理、配膳することができる場所が庫裏。
黒光りする幅の広い廊下です。天井には撮影禁止だった雲龍図の模写が貼ってありました。本物はもっともっと大きいですよ!
ここが小庫裏、かまどが5つあります。ここで食事の用意をしていたんですね。
こちらは大庫裏。大きな鍋や窯があります。床には隙間が空くように板が並べ荒れていて、水がこの隙間から下に流れるようになっています。壁が波打っているのも、調理中の蒸気をうまく逃がすためだそうです。
それにしても大きくて広い廊下だなあ、と思っていたら「映画のロケに使われました」との注意書きが目に入りました。
調べてみたところ、妙心寺は次のような映画のロケ地として使われたそう。全部がこの廊下を使ったというわけではないですが、広大な面積を持つこのお寺、きっとあちこち絵になるのでしょうね。確かにこの廊下、タイムスリップするシーンに使えそうです。
- レジェンド&バタフライ
- 燃えよ剣
- 大奥(男女逆転)
- 本能寺ホテル
- るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning
- 憑神
- 決算!忠臣蔵
- 丹下左膳 百万両の壷
- 必殺仕事人2012
妙心寺は東京ドーム7個分の面積があるらしく(!)、今度はもっとゆっくり立ち寄ってみることにします。
そして最後に平安神宮へ。これはインスタで見た風鈴の回廊の写真を見て決めました。
正面から撮影しようとしたのですが、こちらの外国人女性が何度も何度も自撮りを試みていて、なかなかどいてくれる気配がありません(笑)
しばらく待っていたのですが、ちょっと難しそうかな。
彼女は海外からの旅行客で、これ1回かもしれない。私はまた来ることは可能だ。それに私には「あれ」がある・・・
Googleフォトの「消しゴムマジック」です。クラウドを増量したりして、有料プランに入っている方が使えるメニューとなってます。きれいに消えるでしょ。
平安神宮も、私の想像に反して意外と人が少なかったです。
平安神宮の神苑には、和歌にちなんだ植物が植えられています。
庭園にはアオサギも。微動だにしません。
そして池の上を渡る廊下の上には、ガラスの風鈴が。風が吹くたびにカラカラカランと涼し気な音がして、ひと時暑さを忘れさせてくれました。
二条城、妙心寺、平安神宮の縦動画を短くまとめたものです