前回は、親御さんにLINEを教える前の心構えをお話ししました。
▶ 高齢の親にLINEを教える前に ― 質問してくれる今が、いちばんのチャンスです
今回から、実際に手を動かしていきます。まずは、LINEをスマホに入れるところ。そして、LINE友だちを増やす前に、一人でこっそり練習してしまいましょう。
いきなり誰かとやり取りを始めるより、この順番のほうが、ずっと安心です。
LINEの入れ方と最初の登録
※すでにLINEが入っている親御さんは、ここは飛ばしてください。
これから入れる場合は、【新規登録】をタップして、携帯電話番号で認証します。

途中で何度かメッセージが表示されますが、「OK」「許可」「同意する」「次へ」などをタップして進みます。
親御さんにとって、意味のわからない確認画面を押させられるのは、こわいものです。何を聞かれているか一言だけ添えてあげると安心です。
×「はい、それ押して」
○「これは”写真を使っていい?”って聞いてるの。OKでいいよ」
途中でパスワードを決める画面があります。
そのパスワードは、LINEを使うときに頻繁に入力するものではないのですが、忘れてしまうと後で大変面倒なことになるので、必ずノートに書き留めておくようにしましょう。
LINEのKeepメモとは ― 誰にも送らずに一人で練習できます
LINEを入れたばかりで、まだ友だちが一人もいない。でも、触ってみたい。そんなときに、ぴったりの場所があります。
「Keep(キープ)メモ」です。
これは「自分専用の部屋」のようなものです。ここに書いた内容は、誰にも見られません。友だちが一人もいなくても、今すぐ使えます。だから、送る練習にうってつけなのです。
Keepメモは【トーク】の一覧の中にあります。

(1)【トーク】を開きます(友だちがいなくても、Keepメモは最初からあります)。
(2)一覧の中から「Keepメモ」を選びます。

(3)画面の下にある入力欄をタップして、文字を入力します。

(4)送信マークをタップします。

入力した文字数に応じて、枠は自動的に広がります。長く書いても大丈夫です。
この練習で覚えてほしいのは、たったひとつ。「文字を打って、送信マークを押す」という動作です。これさえ体が覚えてしまえば、友だちができたあとは、送る相手が変わるだけ。まったく同じことをするだけです。
いきなり娘や息子に送るのは緊張します。でも、誰にも届かない部屋でなら、何度でも、好きなだけ失敗できます。
ここでの声掛けはこんな感じ。
×「間違って送らないようにしてよ。迷惑になるからね」
○「ここ(Keepメモ)なら誰にも届かないから、好きなだけ試していいよ」
そして、うれしいことに、このKeepメモは練習が終わったあとも使えます。買い物のメモ、病院で聞きたいことのメモ、ちょっとした覚え書き。そのまま備忘録として、ずっと役に立ちます。
(関連:LINEは「自分専用ノート」にもなる ― 着付けコーデを残しておく使い方)
このKeepメモはLINEの講習会を依頼されたときにも、よく出番があります。
いきなり知らない人とLINE友だちになるのは抵抗があります。だからと言って、ただ講師の話を聞いているだけでは面白くないですよね。
幸い、LINEのKeepメモはどなたのLINEにもありますので、これを使ってたくさんの練習をして自信をつけてから、お友だちとのやり取りに進んでいただきます。
安心して練習ができるって、いいですよね。
今回のまとめ
- LINEを入れるときの確認画面は、何を聞かれているか一言だけ添える
- 友だちがいなくても、Keepメモで「送る」練習ができる
- 覚えるのは「文字を打って、送信マークを押す」この動作ひとつだけ
- Keepメモは、練習のあとも備忘録として使える
送る動作に指が慣れたら、いよいよ相手を作ります。次回は「友だちになる」方法です。ここでつまずく親子が、いちばん多いのです。
▶ 次の記事:親にLINEを教える(2)友だちになる ― QRコードと招待、つまずくのはここ
この連載の記事一覧
- 高齢の親にLINEを教える前に ― 質問してくれる今が、いちばんのチャンスです
- 親にLINEを教える(1)LINEを入れる ― 友だちがいなくても練習できます(この記事)
- 親にLINEを教える(2)友だちになる ― QRコードと招待、つまずくのはここ
- 親にLINEを教える(3)メッセージを送る ― 「拝啓」は必要なし
- 親にLINEを教える(4)無料通話とビデオ通話 ― 難しいのは「かけ方」より「出方」
- 親にLINEを教える(5)グループ ― 入力なしでも返事ができます
- 親にLINEを教える(6)写真 ― 送り方と保存
- 親にLINEを教える(7)見やすくする ― 通知・ピン留め
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