大阪でSNSのセミナーに出席し、その翌日、京都に立ち寄りました。
確かめてみたいことや、撮りたい写真があったからです。
今や観光にもスマホです。
スマホがあれば、ガイドブックを持たない観光ができます。
自分の目はリアルな景色を見るために取っておいて、本物をしっかり見て楽しんで。
スマホの観光ガイドは耳で楽しめる音声ガイド。
その場で、その場所に必要な観光ガイドが聞けてしまうのです。
そんな時代。
スマホで景色撮るだけじゃないのです。
スマホがあれば観光スタイルだって変わりますね。
見たい「モノ」を自分の目でしっかり見て記憶に残す、これは人間だけができること。
観たり、感じたり、考えたり、想ったり。これが実物に触れる醍醐味です。
そのために便利なスマホの力も借りようというわけです。
京都では「伏見稲荷」と「貴船神社」を訪ねました。
どちらも、なかなか行く機会がなかった場所です。
駅にも朱塗りの柱が。
伏見稲荷は、外国人観光客に一番人気の場所なんですね。
各国の言葉が、確かに飛び交っていました。
全国の「お稲荷さん」の総本宮が、ここ伏見稲荷退社。ホームページはこちら
境内のあちらこちらに狐がいます。そして何かくわえています。
狐がくわえているものは全部で4種類あるそうです。
「玉」をくわえる狐
「鍵」をくわえる狐
「稲穂」をくわえる狐
「巻物」をくわえる狐
境内のあちらこちらに、QRコード(白黒のもじゃもじゃのマーク)が見えます。
スマホに入れたQRコードリーダー(白と黒のもじゃもじゃマークを読み取るアプリ)を開いて、このQRにかざすと・・・
こんな風にスマホを近づけます。
画面がパッと切り替わります。読み取り内容にある青い文字を押すと・・・
音声ガイドが聞けるようになっています。言語は英語や韓国語、中国語などから選ぶことができます。
これなら外国人旅行客にも親切ですね。
音声ガイドは、スマホにイヤフォンを挿して聞きます。そうすれば自分のタイミングで聞ける、自分だけのガイドとして楽しめます。
これがスマホをかざして、音声ガイドが流れるまでのところです(動画)
その音声ガイドを聞きながら外拝殿(げはいでん)を見ていました。
すると、気になる灯篭が。
これはカニだなあ、なんて見ていたら、音声ガイドがこの外拝殿の吊り灯篭が「黄道十二宮」を表していると教えてくれました。
ガイドを聞かなかったら気が付かなかったな。これは便利です。
一つ一つのデザインを見ながら歩くのも楽しいものです。
音声ガイドは耳で楽しめるので、建物や景色を眺めながら知識も深まって、とてもよいですね。
伏見稲荷で有名なのが千本鳥居。千本あるのかしらと数え始めた人もいましたが、途中でみんな数えるのをやめていたようです。
千本どころじゃないそうです。稲荷山全体で数えると1万基ほどあり、毎日どこかの鳥居を修復しているそうです。
千本鳥居が二股に分かれるところがありましたが、この混雑ぶり。
行きは右の鳥居を通ります。
人のいないところを撮るのは難しいくらい、みんながこの鳥居の下を通ります。
シャッターチャンスを待っていてもなかなか人が途切れません。
だってこんな感じだもん・・・
シャッターチャンスはなかなかやってこないので、ダッシュで自撮りです。
Snapseedで加工してみました。
伏見稲荷大社から、稲荷山の山頂まで歩きました。2時間ほどの行き帰りでした。
頂上付近からの眺め。鳥居に導かれ、上へ上へと昇ってきました。
それから伏見稲荷にはARもあります。ARとは Augmented Reality(オーグメンティッド・リアリティ、拡張現実)のこと。
伏見稲荷ではARアプリが使えるところがあります。
使うアプリはこちら。layarといいます。
このアプリを開いてスマホを境内にかざすと、現実の景色の中に観光案内情報の画像が浮かび上がります。
これは「楼門」の情報が浮かび上がっているところ。下にある【楼門】を押すと、経路などが表示されます。
スマホをかざすと、こうした情報がぷかぷかと浮いているのです。
下にある【玉山社】を押すと、その情報が見られます。
下にある【ルート案内】を押すと【奥宮】までの経路を教えてくれます。
経路はこんな感じで表示されます。
QRにしろ、ARにしろ、ITを使った観光案内が進んでいるなと思いました。
赤い鳥居があるだけではなく、こうした工夫も訪れる観光客の人気に一役買っているのでしょうか。
こうした仕組みがあれば、スマホで観光できますね。
伏見稲荷を訪れた理由の一つは、これらを試すためでした。
なかなか楽しい体験をしてきました。
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