生徒さんからのご質問です。
友だちからこんなメッセージが来たと。
「携帯が壊れたから、電話番号教えて」と。
皆さまだったらどうしますか?
自分の友だちから、「携帯が壊れちゃったから番号教えて」って言われたら。
例えば何だかいつもと違う書き方だな、と思っても、それが知っている人だったとしたら。
携帯壊れて、何か焦って文字入力しているのかな? なんて想像して。
授業でお伺いした時も、多くの方が「教えるわねえ、それは」とお答えになってました。
「もし私の顔写真で、私が教えてください、と言ったらどうでしょうか?」
「そりゃあ、先生だったら教えちゃうわねえ。」
この方も、いつもと何だか違う感じがするなあと思ったけれど、電話番号を教えたのです。
ここまでは、本当にあることかもしれません。携帯番号教えて、っていうのはね。
でもその後です。問題は。
いきなり口調が変わってますね(笑)。
4桁の検証コードを送って欲しい、と言っています。
はい、この時点でアウトです。
携帯電話番号の後に、4桁または6桁の番号を教えてくれと言われたら、
それがどんなに友達でも、知り合いでも、恩師でも、憧れのジャニーズでも、好きな女優さんでも、親子でも・・・
絶対に教えたらだめ。
その4桁または6桁の番号というのは、
本人が利用するもので他人に教えるものではありません!!!
生徒さんが「でも、そんな4桁とか6桁の番号、私たち覚えていません。教えるって言っても・・・」とおっしゃっていました。
そう、その番号は、その都度送られてくるものなので、今記憶しているというものではないのです。
お相手は「そちらに番号が送られるはずだから、それを教えて」と言ってくるのです。
だからスマホの画面を見ていると、その番号が送られてくるので「あ、本当だ」と思って、それを相手につい教えてしまうのです。
でもそれはだめ。
携帯電話を聞く→4桁または6桁の番号を聞く となった時点で、
そのお相手はもうあなたの知っている人ではありません。
乗っ取られましたね。
だからその人はもうあなたの知らない人です。犯人です。
何が乗っ取られるかというと、例えばFacebook、例えばLINE、例えばTwitterなどなど。乗っ取られたものを「アカウント」と言います。
じゃあ乗っ取って何をするというのでしょう。
実はあなたのアカウントも同じようにの取って、同じように友だちたちをだまして、と次々と連鎖していきます。
あなたのスマホが踏み台にされるのです。
乗っ取られてしまったお友だちには、電話をかけるなどして「あなたのアカウント、誰かになりすましに合ってるわよ」と
教えてあげてくださいね。決して、届いたメッセージに「あなた、乗っ取られてるわよ」と書かないでくださいね。
それは犯人とお話していることになっちゃいますからね。お相手も「そんなの知ってるよ」ってわけです(笑)。
実際にこういう事例があると、知っていた方がよいです。
聞いたことがあるって大事です。
もし自分がそうなった時に
「あれ、前にこれ聞いたことがあるような」
という記憶が大事です。
そのために生徒さんには何度も繰り返しお伝えしています。
それから「プリペイドカードを代わりに買ってきて、その番号を教えてくれないか」というのも典型的なパターンです。
番号を写真に撮って教えてあげたら、犯人はその番号を使って買い物をして、二度とあなたの前に姿を現すことはないでしょう。
電話番号を聞かれる。
4ケタまたは6ケタの番号を教えて、と言ってくる。
→セットで覚えておきましょう。これはアウト! 相手しない!無視する! 友だちには電話で教えてあげる。
プリペイドカード買ってきて、番号を教えて、と言ってくる。
→アウト! 教えない。絶対に教えない。そしてやっぱり、友だちには電話で教えてあげましょう。
あなた、乗っ取られてるみたいよ、って。
知らないで被害に合ったり、いろいろな人に謝らなくちゃいけなかったり、面倒なことになったり、というのは避けたいものです。
知っていると知らないでは、対処の仕方が違います。
認証番号は人に教えるものじゃない!
大事なことですから、被害に合わないためにもぜひ覚えておいてください。
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