「ほっこり力」が大事

こんにちは。オンラインで学べる、大人のためのスマホ&パソコン教室「パソコムプラザ」代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀です。
「シニア×スマホ」の世界を明るく照らす案内人です。和風なものと嵐が大好きです。
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家族で食事をしているとき、
夫がふと、こんなことを言いました。

「AIがいろいろな仕事をするようになると、能力が高いってだけじゃ、重宝されなくなるよね」

大体こういう話題は、なぜか夫のほうから振ってくることが多いのですが(笑)、
「まぁ、確かに・・・」とうなずいてしまう一言でした。

人の能力がどんなに高くても、AIの情報量、処理の正確さや速さにはかなわない場面はたくさんあります。

もちろん、そのAIを使いこなしてこそ「AIってすごい」となるわけですが。
でも、私自身の仕事を振り返ってみても、

企画を考える
文章を書く
調べものをする
事務作業をする

など、気づけば日常のあちこちでAIの力を借りています。ほぼ毎日です。「使っている」というより、「一緒に仕事をしている」感覚に近いかもしれません。
「AI、確かにすごいな」と感じる場面は、もう特別なことではなくなりました。

最近は「AIエージェント」という言葉もよく聞きます。
AIが自分の分身のように、考え、動き、段取りまでしてくれる存在。

昨年あたりからよく耳にするようになりましたが、
実際に身の回りで「AIエージェントをバリバリ使っています」
という人は、まだそれほど多くない印象です。

私自身も、
「自分の代わりに考え、動いてくれる」というレベルまでは、
正直なところ、まだ使いこなせていません。

でも、それもきっと時間の問題なのでしょう。

「AIエージェントって、昨年言われてたほど普及したかな、まだな気がするけどな」と私。
「でも、早晩、誰もが使うようになるよ。必ず。」と夫。

「じゃあ、AIがそこまでやってくれるようになったら、人間って、何をするんだろうね」と私。
「その時、何が大事になってくると思う?」と夫。

そこで私が口にしたのが、こんな言葉でした。

「それはもう決まってる。あの人と会うと、なんだかほっこりするよね、
っていう“ほっこり力”が大事なんじゃないかな」

「ほっこり」って、とてもいい言葉だと思うのです。

ほっとする
にっこりする
気持ちが穏やかになる
心が温かくなる
ゆったりとした気分になる

いろいろな要素が、このひとつの言葉の中に詰まっています。

人や場所、温泉に対して「ほっこりするなあ」と感じることはあっても、
AIに対してそう感じたことは、今のところ私はありません。

だからこそ、
「この人といると、なんだか安心する」
「また会いたくなる」
「なんかほっとする」

そんな“ほっこり力”が、これからますます大切になるのではないかと思うのです。

すると夫が、
「じゃあ、その“ほっこり力”って、どうやったら高められるんだろう?」と言いました。

私の答えは決まってます。

「きれいなものを見たり、何かを美しいと感じたり、美味しいものを味わったり、
人にやさしくしたり、誰かのために動いたり。
そうやって、人として“何かを感じる経験”を積み重ねることだと思うよ。感じる力は、人間の特権だと思う。」

効率よく成果を出すことは、これからはAIがどんどん助けてくれる。

だからこそ人間は、効率では測れない部分を大切にしていく必要があると思うのです。

感じること
味わうこと
心が動くこと
誰かを思うこと

そうした一つひとつが、人間が人間であることの証だと思うのです。
特に「心が動く」機会をできるだけ多く作ることが大事だと思います。

見たいものを見る。
行きたい場所に行く。
食べたいものを食べる。
会いたい人に会う。
やりたいことをやる。

そうして「心が動く」体験を数多くしていく。それが「人間力」を高めることにもつながると、私は思います。

「ほっこり合宿とかいいよね。」と私。
「美術館に行って、美味しいもの食べて、やりたいことをやるのよ。そういう合宿。」

・・・と、ひとしきり架空の「ほっこり合宿」の話題に花が咲きました。

AIがどれだけ進化しても、「あの人と会うと、なんだかほっこりする」
自分もそう感じてもらえる存在でいること。

そのために、日々の暮らしの中で「心が動く」「心で感じる」体験を大切にしていきたい。
「やりたいことをやる」って、ものすごく大事なことなんじゃないかな、と年の初めにしみじみ思った家族の会話でした。

効率や正解を追いかけるだけでは得られないものを、これからも、ちゃんと味わっていたいなと思います。

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