今週は新宿でも授業がありました。
iPhoneクラスです。
iPhoneクラスでも「防災に役立つアプリと災害用伝言ダイヤル」のタイトルで、防災関係のお話をしました。
最近よく耳にするJアラートのお話も。
防災用アプリは
Yahoo!防災速報を使ってみよう(2017/8/30の記事)
をご紹介しました。
通知を受ける場所を、【現在地】のほか3カ所選ぶことができます。
私は、【現在地】と【勤務地】と【親戚の多い場所】と【子供の学校のある場所】にしています。
細かく地区が指定できるので便利ですね。
「先生、何もないんですが」と生徒さん。
「何もなくて、今日はいい日ってことですよ」
で、皆さんで大笑いしてしまいました。
そう、何もないのがいい一日です。
次に災害用伝言ダイヤルの練習もしました。
ちょうど授業のあった日が、体験日期間内でした。
忘れて171(いない)? 災害用伝言ダイヤルの使い方(2017/9/1の記事)
最初にご説明をしてからやるのですが、やっぱり途中で「あれ??」ということになり、最初からもう一度という方も多かったです。
これが体験してみることの大切さで、一度でも経験があれば「ああ、そういえば。」と思い出せるかもしれません。
でも初めてやる場合には、「これであっているのか、それとも間違いなのか」が分かりません。
ましてやこれを使う時は、災害時。
いつもなら普通にできることが、慌ててしまってできないことだってあるのです。
私の従姉妹は、近所の川が氾濫して膝まで使って避難所に逃げた時に、リュックを背負ってきたそうです。
でもそのリュックに入っていたものが、座布団?だったんだそうです。
自分でも、なんでこんなものを持ってきたのかわからない、と後で笑っていましたが
その時は必至だったと。
そういうものですよね。
だから「171」をかけて「1」をかける、という単純そうな操作ができないかもしれない。
電話をかけること自体を、「どこからやるんだっけ?」と忘れてしまうかもしれない。
自宅の電話番号が局番から思い出せないかもしれない。
非常時とはそういうものです。
だから訓練があるのですよね。
「探す側」「心配する側」は、本当に何度も何度も何度も、連絡を取ろうとして、たくさんの時間を費やします。
連絡が取れない時間が長くなるほど、不安が募ります。悪い方向へ考えてしまいます。
「探してもらう側」「心配される側」に、ちょっとした知識があれば、
例えば伝言を残すことで、その膨大な時間を減らしてあげられるかもしれない。
不安を解消してあげられるかもしれない。
そうしたら「探す側」「心配する側」は、別のことに時間が割けます。安心して帰りを待つことができます。
これも一つの思いやりだと思うのです。
「171」の練習日は、各月の1日・15日です。
チャンスはいつでもあります。
ぜひ一度は体験してみてくださいね。
忘れて171(いない)? 災害用伝言ダイヤルの使い方(2017/9/1の記事)
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