「二段階認証」と「二要素認証」の違い

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生徒さんからのご質問です。

「二段階なんとか、っていうのと、もう一つ、似てるのありますよね。。。」

それはきっと「二段階認証」と「二要素認証」のことですね。

スマホを使っていると「二段階認証」や「二要素認証」という言葉をよく見かけませんか?
どちらも「二」とつくので、ちょっと紛らわしいですよね。どちらもセキュリティを二重に守る役割があります。

今や門が1つでは、簡単に破られてしまう時代なんですね。

門が1つ、例えば【IDとPW】だけだったら、誰かにそれを見られたら、簡単に門を破られてしまいます。

 

 

でも門を通った後に、もう1つ門があったらどうでしょう。しかも次の門は【IDとPW】では開きません。二重とはこんなイメージ。

 

▼二段階認証とは

こちらは「一段階目」「二段階目」と認証を2回行う仕組みです。
例えば

  • 一段階目 IDとパスワードを入力(自分だけが知っている情報)
  • 二段階目 自分のスマホに届く6桁の数字を入力(自分にだけ届く)

1つ目の門を突破しても、2つ目の門が待ち構えていて、しかもそれはスマホを持っている本人にしか届かない数字、というわけです。

ここでスマホがとても大事な役割をしますね。

 

▼二要素認証とは

こちらは「異なる2つの要素」を使うことが必須の仕組みです。
ここでいう「要素」は3種類あります。

  •  知識要素(自分が知っているもの)…パスワードやPIN(数字)など
  •  所持要素(自分が持っているもの)…スマホ、トークン、カードなど
  •  生体要素(自分の体の一部)…指紋、顔認証など

例えば
異なる2つの要素 【パスワード(知識)】+【 スマホに届くコード(所持)】
異なる2つの要素【パスワード(知識)】+【顔認証(生体)】
異なる2つの要素【顔認証(生体)】+【PINコード(知識)】

顔や指紋をどうやって利用するか?
自分にだけわかるように、どうやって番号を受け取るか?

ここでもスマホが重要な役割を果たしますね。

 

IDとパスワード、昔はこの2つでもよかったのかもしれませんが、パスワードも今や簡単に見破られてしまう時代です。

門を2つ設けて、それぞれ異なる方法で門を開ける人しか、入れない、という流れになってきていますが、今後は「顔」や「指紋」、「光彩「声」など、その人しか持ちえない情報が、重要なキーになってくるでしょうね。

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