こんにちは。オンラインで学べる、大人のためのスマホ&パソコン教室
(www.pasocom.net)代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀(@yukinojo7)です。
和風なものと嵐が大好きです。シニア世代の方向けのスマホ講座をしたり、スマートフォンやLINEの入門書を書いたり(Amazon著者ページはこちら)、セミナーをやったり、ビジネス活用講座をやったりしています。このブログでは、日々感じるスマホの活用法や私なりの工夫、IT技術の話などをなるべくわかりやすくお伝えしようと思っています。
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生徒さんからのご質問です。
「二段階なんとか、っていうのと、もう一つ、似てるのありますよね。。。」
それはきっと「二段階認証」と「二要素認証」のことですね。
スマホを使っていると「二段階認証」や「二要素認証」という言葉をよく見かけませんか?
どちらも「二」とつくので、ちょっと紛らわしいですよね。どちらもセキュリティを二重に守る役割があります。
今や門が1つでは、簡単に破られてしまう時代なんですね。
門が1つ、例えば【IDとPW】だけだったら、誰かにそれを見られたら、簡単に門を破られてしまいます。
でも門を通った後に、もう1つ門があったらどうでしょう。しかも次の門は【IDとPW】では開きません。二重とはこんなイメージ。
▼二段階認証とは
こちらは「一段階目」「二段階目」と認証を2回行う仕組みです。
例えば
- 一段階目 IDとパスワードを入力(自分だけが知っている情報)
- 二段階目 自分のスマホに届く6桁の数字を入力(自分にだけ届く)
1つ目の門を突破しても、2つ目の門が待ち構えていて、しかもそれはスマホを持っている本人にしか届かない数字、というわけです。
ここでスマホがとても大事な役割をしますね。
▼二要素認証とは
こちらは「異なる2つの要素」を使うことが必須の仕組みです。
ここでいう「要素」は3種類あります。
- 知識要素(自分が知っているもの)…パスワードやPIN(数字)など
- 所持要素(自分が持っているもの)…スマホ、トークン、カードなど
- 生体要素(自分の体の一部)…指紋、顔認証など
例えば
異なる2つの要素 【パスワード(知識)】+【 スマホに届くコード(所持)】
異なる2つの要素【パスワード(知識)】+【顔認証(生体)】
異なる2つの要素【顔認証(生体)】+【PINコード(知識)】
顔や指紋をどうやって利用するか?
自分にだけわかるように、どうやって番号を受け取るか?
ここでもスマホが重要な役割を果たしますね。
IDとパスワード、昔はこの2つでもよかったのかもしれませんが、パスワードも今や簡単に見破られてしまう時代です。
門を2つ設けて、それぞれ異なる方法で門を開ける人しか、入れない、という流れになってきていますが、今後は「顔」や「指紋」、「光彩「声」など、その人しか持ちえない情報が、重要なキーになってくるでしょうね。