こんにちは。オンラインで学べる、大人のためのスマホ&パソコン教室
(www.pasocom.net)代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀(@yukinojo7)です。
和風なものと嵐が大好きです。シニア世代の方々のスマホレッスンをやったり、スマートフォンやLINEの入門書を書いたり(Amazon著者ページはこちら)、仕事で使いたいのにSNS活用が苦手な方のためのお手伝いをしたりしています。
このブログでは、日々感じるスマホの活用法や私なりの工夫、IT技術の話などをメインに、なるべくわかりやすくお伝えしようと思っています。
スマホを使いこなすとは?
3が日、いかがお過ごしでしたでしょうか。
新年の目標を決めた方も多いのではないでしょうか。
「スマホを使いこなしたい」と書いてある年賀状を多くいただきました。
スマホは生活になくてはならない道具。
その道具を「使いこなしたい」というお気持ち、よくわかります。
スマホを上手に使えたら、生活でも得をすることがたくさん出てきます。
ではその「使いこなす」とは、どういうことをおっしゃっているのでしょうか。
スマホを自由自在に操れる、ということでしょうか。
私は時々実家で母にスマホの質問をされます。
私が来るのを待ち構えている時もあります(笑)。
「○○ができなくて」という質問に
「こうやればいいんじゃない」と答えて、極力自分でやってもらいますが
時には私が触って「こんな風に」と見せることもあります。
そうすると母は「由紀ちゃんみたいに自由自在に使えたらいいのになあ」と言います。
母には私が、スマホを自由自在に扱っているように見えるようです。
スマホの基本は大事
でも実際どんなことをやっているか、というとそんなに難しいことをしているわけではないのです。
例えばそれは、アプリがどうしても動かなくなってしまったので、アプリを終了してもう一度立ち上げたとか。
例えばそれは、あるところから文字をコピーして、アプリを切り替えて別のアプリに貼りつけたとか。
例えばそれは、画面を拡大して画像のハンドルをつかみやすくして、大きさを調整し、また画面を縮小して元に戻したとか。
考えてみればスマホに共通する基本のことばかりです。
それを言うと「言われてみればそうだけど、やっている最中には思いつかない」と言います。
「スマホを使いこなす」とは、様々なアプリを駆使して難しいことをやる、ということではなく、「自分のやりたいことが、やりたい時にできる」ことを言うのだと思います。
それにはスマホの基本操作が上手にできること。
タップの命中率はもちろんのこと、間違ったら【×】で消せる、【<】で戻れる、アプリの終了で閉じられる、調子が悪ければ再起動で直す。
これはいつでもできるようにしておきたいところです。
慣れも大事、まず一つテーマを決めてみて
慣れも必要です。文字のコピーと貼り付けは、慣れれば難しくはないのですが、慣れるまでが時間がかかったりします。
スマホはできることがたくさんあるし、それも増えていきますから、それら全部を網羅しようとするととても壮大な話になってしまいます。
そういうことではなく、「まず1つ自分が自由自在に操ってみたいこと」を決めて、それを何回も練習して慣れることが大事だと思います。
文字のコピー貼り付けが自由にできるようになりたいと思ったら、メモ帳に文字を書いてそれをコピーしてLINEに貼って友だちに送ってみるとか、ネットでいい言葉を見つけてコピーして、メモ帳に貼ってみるとか。
練習していくと「あれ、これはいつものやり方ではうまくいかない、どうして?」と、新たな問題に出くわしたりします。
そこでまた「そうか、こういう時はコピー貼り付けはできないんだな」と経験を積むことができる。
コピー貼り付けが自由にできるようになったら、次は写真から文字を読み取ってみる、なんてことに挑戦したり。
(教室の生徒さんは、授業でやっていることがたくさんあるので、この辺りは自分で調整できそうですね!)
1つのことがしっかり覚えられたら、それがもとになって次のことが習得しやすくなります。
基本は共通していたりするので、前にできなかったことを解決したその方法で、次の問題も解決できたりするのです。
自分で何かテーマを決めてみるのもいいですね。
「知りたい情報を素早く見つけられるようにする」というのが目標だとしたら
・情報を調べるならどのアプリが向いているんだろう
・どういうキーワードなら知りたい情報が集められるんだろう
・この情報はこのアプリ、また別な情報は別のアプリと、向き不向きがあるんだろうか
・情報の種類によってアプリは変えた方がいいんだろうか
と、たくさんの課題を見つけることもできます。
聞ける人がいるのも大事
それから、聞ける人がいるというのも大事ですね。
ご家族でも、詳しい友だちでも、サークルでも、また私たちのような教室でも。
とにかく、自分でやれるところまでやってみたけれど、どうしてもここで引っかかる。
そんな時に気軽に聞ける人がいると,もやもやが晴れて習得が早くなります。
頼れる誰か、がそばにいるかいないかでも、変わってきますね。
答えてくれる人がいて、問題が解決できて、一つ前に進める、というのと
結局わからずじまいで、そこでストップしてしまうというのとでは、やっぱり違いますからね。
興味関心を持つこと
「スマホを使いこなしている」という人がたくさんのアプリを駆使している、というわけではないのです。
これをやりたかったらこれ、あれをやりたかったらあれ、と「適材適所」のアプリを知っている。それは興味関心を持って、いろいろなアプリを試してみた結果でしょう。
効率のよいやり方を知っている。それは何度も何度もやってみて、どうもこのやり方の方が調子よさそうだと試してきた結果でしょう。
アプリを組み合わせるともっと自分のやりたいことができることを知っている。それは「もっとこういう風にならないかな」と興味を持って考えて、工夫した結果でしょう。興味関心を持つと、いろいろな道が開けてくるのです。
まずは1つ、確実にできることを増やそう
今年「スマホが上達したいな」という方は、たくさんのアプリに手を広げるのではなく、自分の目的をかなえてくれるアプリ、あるいはやり方を1つ見つけて、まずはそれをみっちりと練習してみる。
そしていつでも「それ」ができるようにしておく。1つできるようになったら、また別のテーマを考えてトライしてみる。操作に慣れれば工夫する余裕も生まれてきます。1つできれば「もっとこうはできないかな」「もっとこういうやり方はないのかな」と別のことが知りたくなるものです。
「スマホが自由に使いこなせたらな」と思っている方は、どんなことが自由にできたらいいのか「具体的」に1つ考えて、それが自由にできるまでまず練習してみる。
そんなことから始めてみてはいかがでしょうか。
皆さまのスマホ上達、心より応援しています!