地震の時には音声通話は使えなくなります。
「大丈夫?」「無事なの?」「今どこにいるの?」
相手の安否を確認したくても、電話番号を回してかける電話はほぼ使えません。
災害発生直後なら、まだかかる場合がありますが、ほどなく通話できなくなる。
災害時には電話回線がパンクしないように、制限がかかるのです。
一度パンクすると復旧にものすごく時間がかかるためです。
また、救急、救助、災害対策などの連絡を優先するためです。
電話がつながらないなら、LINEだ。メールだ。メッセージだ。
文字で通信するタイプの連絡手段は、こんな時つながりやすい。
でももし多くの人が「大丈夫かしら」とメッセージを送った場合
受け取った人は送ってくれた人全員に返事をしたくなるものです。
もし返事がないと、心配させてしまうと思うから。
でも、お取込み中だった場合なかなか返事がタイムリーに返せないこともあるかもしれません。
返事しないと、心配した相手はまたメッセージを送ってくれるかもしれません。
そんな時は、「こちらから」先に自分の状況を知らせるという工夫をするとよいでしょう。
「私は無事です、心配しないで」
「心配してくれてありがとう。今こんな状況です、安心して」
「今こんな感じで、お一人お一人に返事が返せないけれど、私は無事です」
「もしこのメッセージ見てくれたら、他の人にも私は無事だと伝えていただけますか」
などなど。
すると相手も、返事がなくても「ああ、大丈夫なんだ」と安心してくれます。
そうか、一人ずつに返事している時間はないけれど、無事なんだな、と安心してくれます。
地震などがあった直後は、とても気が回らないかもしれません。
多くの人から無事を確認するメッセージが届いて、「返事しなくちゃ、返事しなくちゃ」と焦るかもしれません。
そんな時は、ちょっと落ち着いてから、自分の状況を自分から知らせるようにするとよいでしょう。
Facebookをやっていれば、自分のウォールに現在の様子を投稿しておく。
Twitterをやっていれば、現在の様子をツイートしておく。
Instagramでもいいのです。自分の写真を撮って載せておくだけでもいいです。
LINEをやっていれば、グループに先に投稿しておく。
何かあったら、まず自分から情報を発信しておく、というのは大事なことです。
日ごろから情報発信に慣れておくとよいですね。
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