こんにちは。オンラインで学べる、大人のためのスマホ&パソコン教室
(www.pasocom.net)代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀(@yukinojo7)です。
和風なものと嵐が大好きです。シニア世代の方々のスマホレッスンをやったり、スマートフォンやLINEの入門書を書いたり(Amazon著者ページはこちら)、仕事で使いたいのにSNS活用が苦手な方のためのお手伝いをしたりしています。
このブログでは、日々感じるスマホの活用法や私なりの工夫、IT技術の話などをメインに、なるべくわかりやすくお伝えしようと思っています。
スマホ講習会ではよく
「スマホなんてあまり使わない」
「電話だけできればいい」
「ガラケーで十分だ」
という方に出会います。
特に男性が多いかな。。。
スマホをあまり使わない方の「電話さえできればいい」というご意見、よくわかります。
でもスマホは電話単体機じゃないんですよね。電話以外のことがたくさんできる。
私などは、電話を自分からかけるのは1か月に10回あるかないかでしょう。
電話以外の手段がたくさんあるからです。
電話さえできればいい、というかた。
災害時のことを考えてみてください。
電話は使えないと思った方がいいですよ。
大事な人の安否確認、電話でしかできなかったらどうするのでしょう。
シニア世代の方。
自分は「探される側」になるかもしれないんです。
家族が心配して、「電話しか連絡手段がない人」に、ずーっとずーっと電話をかけ続ける。
でもつながらない。
ずーっと連絡が取れない人、心配をかける人になってしまいます。
それは家族にとって、大変な心労です。
恥ずかしながら、私も3.11の時がそうでした。
都内に出勤している妹と連絡が取れない。
母に何度も「電話かかってきた?」「連絡あった?」「・・・ないのよあの子から」なんていうやり取りをしていました。
あの頃は「電話をかける」という手段しか、本当に思いつかなかったんです。
都内の被害を考えれば、大丈夫だとは思うのだけれど、でも連絡がないということは・・・・
と悪い方に考えてしまう。
連絡が取れないって、本当に心が落ち着かないものだなあと痛感しました。
そんな経験も経て、教室の生徒さんにはいつもお話ししてます。
いざという時、電話以外に自分の安否を知らせる方法、いくつありますか?と。
それを平時に使い慣れておくこと。
自然災害の多い我が国に暮らすものとして、自分の安否を知らせる手立てをいくつも持っているのは、家族への「愛」だとも言えると思います。
だってずーっと心配かけるの、つらいですよ。
心配する方も、される方もつらいです。
電話だけでなく、自分から伝える手段、何らかの方法で無事を知らせる手段をいくつも覚えておきましょう。そして平常時に、「遊びがてら」練習してみましょう。
・電話
・携帯メール(ショートメール)
・LINE
・グループLINE
・LINEのステータスメッセージ
・災害用伝言板
・災害用伝言ダイヤル
・Googleパーソンファインダー
・Twitterの投稿
・Twitterの(DM)ダイレクトメッセージ
・Instagramの投稿
・InstagramのDM
・Facebookの投稿
・Facebookのメッセンジャー
・Facebookの災害支援ハブ
ほかのSNSを利用すれば、連絡を取る手段、安否を伝える手段はまだまだあるし、災害時に提供されるサービスもまだあるでしょう。
連絡手段が「電話だけ」の人は、今一度スマホの使い方を見直してみましょう。