人と会う約束で銀座へ。その後、写真撮影用の洋紙を買いに、伊東屋へ行きました。
銀座伊東屋の7階は「FINE PAPER(ファイン ペーパー)」のフロア。
ここは、紙の専門商社竹尾が伊東屋と組んだフロアで、7階が丸々「紙の専門店」となっています。
棚一面に整然と置かれた洋紙は美しく、海外からのお客様らしき人で賑わっていました。
以前はA4用紙が棚に入っていて、自分で好きな枚数だけ選んで会計する、というスタイルだったと思うのですが、
今は正方形の見本紙を持ってレジに行くと、四六版の洋紙を用意してくれる、というスタイルに変わっていました。
美しい色が整然と並ぶ見本の紙。色といい、模様といい、素材といい、見ているだけで美しくどれにしようか迷ってしまいます。
撮影するものを頭に思い浮かべながら、これがいいかな、こちらの方が色がいいかな、と見本紙を物色中。
この色からはこの紙、この色からはこの紙・・・と迷う迷う。
紙って何で見飽きないんだろう。
「ほう」とか「まあ」とか「わあ」とか、心の中で言いながら何往復もして、洋紙を選んでいきます。
ああ、増えちゃう増えちゃう。
結局、20種類ぐらいになってしまいました。今度のスマホ写真撮影講座で使う予定です。
見本の紙は小さいのですが、実際に買って帰る紙は「四六版4つ切り」サイズです。
四六判とは
四六判(788×1091mm)
江戸時代、公用紙として用いられていた美濃判のサイズに由来。原紙の一般的なサイズ。B列系。
原紙の四六判を32面に断裁すると4寸x6寸(=128x188mm)となるため「四六判」と呼ばれるようになったようです。
こちらのページを参考にさせていただきました
図にするとこんな感じです。伊東屋さんで販売している洋紙は、「四六版4つ切」です。
私たちがよく知っているA4用紙、A3用紙、よりも大きいのです。
実際、A4やA3に裁断してもらうこともできるのですが、別料金がかかります。
ですから今回は四六版4つ切りのまま購入しました。
写真の背景に使う予定ですから、多少大きめでも大丈夫。
洋紙を用意してもらう間、番号札を持って順番を待ちます。
待ち時間も苦になりません。だって美しい紙がそこここにあるから。
窓から外を見下ろせば、銀座の街並みが。
準備のできた洋紙を受け取りました。棚の中にもたくさんの洋紙がありますが、ここにあるのは一部だと、お店の人は言っていました。
色別に並んだ棚をぼーっと見ているだけでも気持ちがすーっとしてきます。美しいものは見飽きないものです。
はがきやカードを書かなくなり、本は紙でなくなり、チケットやプログラムはスマホの中に。
そんな時代になっても、美しい紙は廃れないんじゃないかなあ。
他のものにとって代わることがない、そんな世界がここにはある気がします。
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