iPhoneのホームボタン、いつも変な画面が出てきちゃう

iPhoneを初めて使う、という方に、この春何名もお会いしました。

授業でもそうですし、設定をしてお渡しした方もいらっしゃいます。

 

iPhoneにはボタンが1つだけあります。

丸くてちょっとへこんだボタンです。

このボタンを【ホームボタン】といいます。

このボタンを押すと必ず、【ホーム画面】になるから、【ホームボタン】といいます。

 

このホームボタン、初めての方だと少し操作にコツがいるようだなあ、と感じました。

ホームボタンを使う時の力の入れ加減、3段階あるのです。

ホームボタンは物理的に「ぶちっ」と押すボタンでもありますが、触れると作動するセンサーにもなっています。

iPhoneの本体が白い場合は、ホームボタンに金のリングが見えると思います。

黒い場合は黒いリングですね。

 

 

ボタンの押し加減は、

載せる < 軽く押す < 長めに押す

の順で力を強くしていきます。

音でいうと

ポンと置く < カクッと押す < ムギューっと押す

という感じです。

 

ではその操作と役割です。

 

 

1)ホームボタンに指を「載せる」

ホームボタンを「押す」のではなく、指を載せているだけ。触れているだけ。

指紋を登録している場合にはその指紋をセンサーで読み取ることができます。

ボタンは押さずに指を載せる、指先が触れている、という感じです。

指紋を登録している方は、ホームボタンに指を載せるだけで、ロックの画面を解除できたり、アプリを追加する時にパスワードを入れなくても済んだりします。

 

 

2)ホームボタンを「軽く押す」

この「軽く押す」という操作が、人によってなかなかうまくいかない場合があります

「押す」というと、押しすぎてしまったり、「軽く」というと力が足りなかったり。

すべては力加減なのです。

触れているだけでも「軽く押す」にはなりませんし、押したつもりでも押せてないこともあります。

だからと言って強く押すとまた別の操作になってしまいます。

気持ちとしては、「押す」時よりも「離す」時を意識していただくといいのかな。

「押す」というよりも、「軽く突く」という感じでしょうか。

 

iPhoneに耳を近づけながらこのホームボタンを押してみると、「カクッ」という音がします。

よく聞くと音がしているのです。

「カ」の時に押して、「クッ」の時に離す、というような感覚です。

iPhoneをお持ちの方は、ホームボタンに耳を近づけてよく聞いてみてくださいね。

ホームボタンを押している時には「カクッ」という音がしていますよ。

「カクッ」という音がしない時は、押しが足りないということです。

「カクーーーーーーッ」じゃだめなんです。

押して離す。

どんな画面を見ていたとしてもホームボタンを押すと必ずホーム画面になります。

ホームボタンを表示するための大事なボタンなのです。

練習するとしたら、

ホーム画面にある「カレンダー」をポンと押して、カレンダーの画面になったら、ホームボタンを押してホーム画面にする。

ホーム画面にある「時計」をポンと押して、時計の画面になったら、ホームボタンを押してホーム画面にする。

ホーム画面にある「マップ」をポンと押して、マップの画面になったら、ホームボタンを押してホーム画面にする。

ホーム画面にある「天気」をポンと押して、天気の画面になったら、ホームボタンを押してホーム画面にする。

・・・というように、何かを表示して、ホームボタンでホーム画面に戻る。

これが百発百中でできるようになったら、ホームボタンを押すことについては、ストレスなく操作できるでしょう。

 

3)ホームボタンを「長めに押す」

このホームボタン、長めに押しているとまた別の操作になります。

ホームボタンを長めに押していると、「ご用件は何でしょう?」と表示されます。

これは、iPhoneの秘書さんであるSiri(シリ)さんを表示する時にやる操作です。

でも自分ではそんなつもりないのに、という時がありますね。

しばらく無言でいると「聞き取れませんでした」と表示されて、さっぱり何のことやら? と思う方もいらっしゃるでしょう。

ホームボタンを長めに押していると、秘書のSiriが表示できるのです。

秘書を呼びたい時は、ホームボタンを長めに押すのです。

そしてすぐ用件を言いつけるのです。

例えば「明日の天気は?」

例えば「明日7時に起こして」

などと、Siriさんに用件を言いつける時に使うのが、ホームボタンの長押しです。

 

もしこの画面を出すつもりがなくて、表示されてしまう時には、ホームボタンを軽く押してホーム画面にします。

iPhoneやiPadでは、このホームボタンが重要なボタンになってきます。

この春、iPhoneやiPadデビューされた方は、この力加減を頭に入れて、ぜひ使い慣れてくださいね。

 

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 この記事を書いた人:増田由紀 

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2000年に千葉県浦安市でミセス・シニア・初心者のためのパソコン教室をオープン。 スマホは生活に役立つ道具、道具は使いこなしてこそ。電話とLINEだけじゃもったいない!とスマホの活用法を広くご紹介しています。
入門書の執筆、記事監修、講座企画、デジタルやSNSが苦手な人のためのビジネス活用コンサルもしています。
スマホ関連の連載や記事監修、取材歴はこちら→(ハルメク、クロワッサン、通販生活、ゆうゆう、家の光、FPジャーナル、介護セブン、素敵なあの人、七緒、女性自身、朝日新聞、家庭画報、日経ITPro、日経新聞、日経トレンディ、NHK、NHKラジオ、日本テレビ、フジテレビ、TBS、テレビ朝日、東京MXテレビ等)。
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