こんにちは。オンラインで学べる、大人のためのスマホ&パソコン教室
(www.pasocom.net)代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀(@yukinojo7)です。
和風なものと嵐が大好きです。シニア世代の方々のスマホレッスンをやったり、スマートフォンやLINEの入門書を書いたり、仕事で使いたいのにSNS活用が苦手な方のためのお手伝いをしたりしています。
このブログでは、日々感じるスマホの活用法や私なりの工夫、IT技術の話などをメインに、なるべくわかりやすくお伝えしようと思っています。
Apple IDとは
iPhoneやiPadをお使いの方ならお持ちの「Apple ID」
携帯ショップでiPhoneを契約した時に作った人も多いのではないでしょうか。
スマートフォンには「アカウント」といって、スマホを使いこなすためのパスポートのような「IDとパスワードの組み合わせ」があります。
キャッシュカードと暗証番号のように、両方揃っていないと使えないものです。
iPhoneにアプリを入れる時、データのバックアップ(保管)をする時、紛失したiPhoneを見つける時・・・・
Apple IDがないと、何もすることができません。
今までそんなもの見たことも使ったこともない、という方も、iPhoneにアプリを入れるには、このApple IDがないとだめなんです。
Apple IDは設定してあって、自分自身で入力したことがない、というかたもいらっしゃるかもしれません。
パスワードだって入れたことない、という方もいるかもしれません。もしかすると無料のアプリを追加する時に、パスワードをiPhoneに記憶させるという設定を(知らない間に)しているのかもしれません。
でもいずれにしても、iPhoneやiPadを使おうと思ったら、必ず必要なものです。
パスポートのようなものです。
パスポートって、日本で暮らしているとほとんど出番がないけれど、国外に行こうと思ったら必ず必要ですよね。
それがなければ海外旅行をすることができません。
いざとなれば身分証明書の代わりにもなりますね。
Apple IDもそう。普段使っている時に意識していなくても、いざという時には必須のIDです。
Apple IDには、メールアドレスを使います。そして大文字を含むパスワードを設定します。
携帯電話番号のメールアドレスとは
携帯電話には携帯メールが、当たり前のようにもれなくついている、と思っている方もいるかもしれません。
ドコモさんと契約すれば、*******@docomo.ne.jp というメールアドレス。
ソフトバンクさんと契約すれば、*******@i.softbank.ne.jpや*****@softbank.ne.jp
auさんと契約すれば、*****@ezweb.ne.jp
「もれなく」ついてきます。
携帯電話会社のメールアドレスは、「毎月の通信料金をお支払いの方に提供されるサービス」です。
キャリアメール、と呼ぶ人もいますね。
でも私の契約している携帯電話会社の「IIJさん」には、*****@iij.ne.jp といったメールアドレスは特にありません。
メールアドレスは自分で調達、ということですね(笑)。
大丈夫、Google社提供のGmailもあれば、ほかにもメールアドレスは作れますし、持っています。
さまざまな登録に使われるメールアドレス
スマホを利用していると、よくメールアドレスを入力する機会があります。
ネットショップでモノを買いたい
SNSをはじめたい
何かの登録をしたい
そんな時に、なじみがあるということで出番が多いのが「キャリアメール」です。携帯電話会社提供のメールアドレスです。
この携帯電話会社のメールアドレスを、大事なApple IDに使ったり、SNSをはじめるときに使ったりしている人は、意外と多いのではないでしょうか。
その携帯メール、ずっと使えますか?
その携帯メールですが、ずっと使えるものでしょうか。
このメールアドレスは「毎月の通信料金をお支払いの方に提供されるサービス」なのです。
もしも「あっちの方が安いから」とか「家族割があるから」といった理由で携帯電話会社を乗り換えたとしたらどうなるでしょう。
・・・そう、そのメールアドレス、使えなくなってしまうのです。だってもう契約者じゃないんだから。
そこをよく覚えておいてくださいね。
携帯メールアドレスをApple IDにしたら
私の知人で、Apple IDに携帯メールアドレスを使っている人がいました。
その人が、iPhoneやiPadを買い替えるので、設定を頼まれたことがあります。
新たにApple IDを設定しようとした時、どうしてもパスワードが入らない。本人の覚えているものを何度か入力したのですが、「違います」と出てきてしまいます。
こんな時は「パスワードをお忘れですか?」を押します。忘れてしまったのでリセット(再設定)するしかないですね。
【パスワードをリセット】を押します。もしもセキュリティ質問(秘密の質問と答え)を設定していて、覚えていればよいのですが、ここでパスワードが思い出せないような場合、秘密の質問もうまくいかないことがほとんどです。
だって何にも覚えてないんだもん・・・控えもないし・・・(笑)。
すると、Apple IDに設定したメールアドレス宛に、メールが届きます。
パスワードリセットメール、といってメールに届いた文面の中から、パスワードを変更する手続きをします。
しかしその知人あてに届くはずのパスワードリセットメール。
なかなか届きません。
待っても待っても届かない。
もう一度、同じ手続きをしてメールを受け取るようにします。
でもまったく来ない。
おかしいなあ・・・・・・・・・???
「このメールアドレスあっているよね、この *******@docomo.ne.jpっていうの。」
「うん、あってるよ。」
「おかしいなあ。」
「でも新しいのもあるよ。」
「え?新しいのって?」
「新しいiPhoneにする時、ソフトバンクに乗り換えたの。」
「え???? 今ソフトバンクなの?」
「うん、そう。」
・・・・・それじゃあメール届くわけありません。
だってもう解約してしまったんですから。*******@docomo.ne.jp とはもう縁が切れたんです。そのメールアドレス、もう使えないの。
「え、そうなの?」
「携帯電話会社の人何か言ってなかった?」
「えーーー、わかんない!!」
変わる可能性があるものを大事なIDにしないこと
そうなんです。この手の相談がたまーにあるんですよ。
既に解約してしまったメールアドレスを、大事なIDに設定している人が多いんです。
携帯電話会社の解約=携帯メールアドレスの消滅
なんです。
そしてもう存在しない携帯メールアドレスに、何度メールを送っても届かないのです。
携帯電話会社の携帯メールアドレスには、そういう落とし穴があることを覚えておいてください。
もちろん、ずーっと解約する気はない、という方には関係ないのかもしれません。
でも
「家族全員が同じ携帯電話会社にすれば安くなる」とか
「電気、電話、インターネット、携帯電話全部1社にまとめれば安くなる」とか
「乗り換えキャンペーンを使えばもっと安くなる」などの理由で、携帯電話会社を変える日が来ないとも限りません。
その際、「これとこれには携帯メールアドレスを使っている」とちゃんと認識できていれば、先にメールアドレスを変更しておくことで、トラブルが防げます。
でも、何に使ったのか今一つ把握できていない、という場合はよく注意してください。
それが大事なIDに入力したものであった場合、「パスワードを忘れた場合の救済策」として、パスワードリセットメールなどを受け取ることができなくなります。
とにかく、「会社を乗り換えたら変わる可能性がある」ものを、大事なID代わりにするのはやめておきましょう。
私は、携帯電話会社のメールアドレスを大事なIDにしたことは・・・ありませんよ!
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