競うのか続けるのか 平安時代の衣装を間近に楽しみました

こんにちは。人生しくなる、大人のためのスマホ&パソコン教室
オーナー兼スマホ活用アドバイザーの増田由紀です。

タイムマシンがあったら見てみたい

タイムマシンがあったら見てみたいものの一つ。
平安時代の貴族の衣装。
どうしてこんなに美しい色を重ねられたんだろう。
化学染料もない時代。
すべて自然の色で染め上げた美しい布を、重ねて重ねて、そこにまた新しい色合いを発見した古の人々。

お正月に東京国際フォーラムのギャラリーに展示される、平安時代の衣装の展示とジオラマ。
毎年お正月に展示されています。1月15日まで。入場無料。
美しい色の世界 平安時代の衣装を間近に楽しみました(2018/1/12)

今年はオリンピックを迎えるということもあって、こんなタイトルになっていました。

平安宮廷スポーツスタジアム

▼ホームページの説明より

TOKYO2020大会の開催年となる2020年の新春を、日本古来の「スポーツ」で彩ります。 古くから平安貴族の間で楽しまれた「蹴鞠(けまり)」、馬に乗りながら弓で的を射る「騎射(うまゆみ)」、現代のポロに通じる「打毬(だきゅう)」、そして現代の相撲のルーツである宮廷行事「相撲節会(すまいのせちえ)」を、それぞれの情景を忠実に再現した1/4スケールのジオラマや等身大の衣装、競技用の道具などの展示を通じて紹介します。

こちらが会場で配られていたリーフレットです。

王朝貴族たちの様子が、ジオラマとなって表示され、等身大の衣装が間近で見られます。
日本の衣装は直線が多く、フリルもプリーツもありません。
でも重ねた布の色合いや、長く後ろを引いた布の重ね具合、光が当たると浮かび上がる文様、細かい刺繍などが施された衣装は、見るものを豊かな気分にさせてくれます。

2019年10月の即位の礼で天皇陛下・皇后陛下がお召しになった「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」と「十二単」のレプリカが飾られていました。美しい。。。

うっとりと見つめてしまう布の重なり具合。

光を浴びて浮かび上がる模様が、布の色合いと相まってとても豪華に見えます。

現代の相撲のルーツである宮廷行事「相撲節会(すまいのせちえ)」

宮中で相撲が取られた時の様子をジオラマで。
左右に分かれたチームそれぞれに、チームカラーとユニフォームがあります。

左のチームが勝てば赤い「蘭陵王(らんりゅうおう)」が舞い、右のチームが勝てば緑の「納曽利(なそり)」が舞うのだそうです。
それぞれの応援団のようなものでしょうか。

 

蹴鞠というスポーツ

今回はスポーツにちなんだ展示が多かったのですが、その中に「蹴鞠(けまり)」がありました。
袖が長い衣装で、鞠が蹴れたのでしょうか。

鹿の皮製の鞠。閉じ合わせには馬の背筋の革が使われているそうです。
また当初の靴(中央)では脱げてしまったりするので、靴下と靴が合体したような進化版の「鴨沓(かもぐつ)」も展示されていました。

 

蹴鞠は、8名または6名でひとつのグループとなり、鞠を地面に落とさないように蹴り続けるというスポーツです。

一人3回以上蹴ってから次の人に鞠を回します。
フィールドとなるのは、四方に植えた一丈五尺(約4.5m)の樹木(松、桜、柳、楓)で、その樹木の一番下の枝よりも高く蹴る必要があるそうです。
蹴る時に「ポーン」と音がするとよい、という決まりもあったようです。
また、足を高く上げて足の裏を見せることは品がない所行とされたそうです。
美しさを重視したのですね。

1人3回以上蹴るというのは、
1回目は相手から鞠をもらって受ける
2回目は自分が高く蹴り上げる
3回目は相手が蹴りやすいように渡す というもの。

   

相手が蹴り損なわないように蹴るわけで、「相手を倒す」ためではなく「続ける」ために蹴る、というわけです。順番に鞠を回して、下に落とさずにどれだけ蹴り続けられるか、というのが醍醐味だったようです。運動神経抜群の貴人もいたようです。

スポーツといっても、相手チームと競い合うわけではなく、できるだけ長く相手と「続ける」というスポーツなんですね。
できるだけ長く続けるということで、試合時間などはないのです。

サッカーというスポーツ

ボールを蹴るという意味ではサッカーとも似ていますが、サッカーはチームに分かれて、どれだけ相手のゴールに得点を入れられるか、というスポーツです。

サッカーには前半・後半といった制限時間があります。その限られた時間内で、どれだけ相手ゴールにシュートを決められるか。
より多くゴールにボールを入れた方が勝者、入れられた方が敗者となります。

競うか続けるか

サッカーの起源は諸説あるようです。
中国の蹴鞠がルーツだという説も。
きっと世界の各地で、足で何かを蹴って遊ぶ、というスポーツの原型があったことでしょう。
でもボールを蹴って、制限時間内にどれだけ点が入るかを競うスポーツになったものもあれば、日本の蹴鞠のように制限時間もなく、点で競うというよりもできるだけ長く蹴り続けることを楽しむ、というスポーツだった。

競うのか。
続けるのか。

そんなことをふと思った展示でした。

日時:2020年1月2日(木)~ 1月15 日(水) 10:00~20:00
※最終日は 17:00 まで
会場:東京国際フォーラム 地下1階 ロビーギャラリー
料金:入場無料

ゆき
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