警視庁が発表している数字
先日、セミナーの資料を作るのに調べたことがあります。
特殊詐欺被害についてです。
テレビでも、ネットでも、銀行のATMでも、こんなにあちこちで「詐欺にお気を付けください」と言われているのに、それでも後を絶たない詐欺被害。
一体どれぐらいの金額なんだろうと、警視庁の「SOS47」というページで調べてみました。
ここには、被害の推移が載っています。
- SNS型投資詐欺
- SNS型ロマンス詐欺
- ニセ警察詐欺
- オレオレ詐欺
- 架空料金請求詐欺
これらを合わせた、令和8年3月の被害総額は「約344億円」
これ年間の額ではなく「練和8年3月」の被害総額です。
約344億円っていわれて、金額が多いことだけはわかりますが、ちょっとピンとこない金額でs。
万博の大屋根リングの建設費と同じ金額です
「344億円」とキーワード検索してヒットしたのは、なんと「大阪万博の大屋根リング」の建設費が「344億円」だったということ。
毎月、大阪万博の大屋根リングができちゃうぐらいの金額が、特殊詐欺に流れているなんて・・・なんというもったいないことでしょうか。
344億円あればなにができるのか、AIに聞いてみたところ
- 学校建設: 地元の市立小学校・中学校であれば、数十校分は建てられる(1校約10~20億円と想定)。
- 病院建設: 中規模の最新病院が3〜5つ建設可能。
- 維持費: 地方都市の全図書館の運営費を数年分賄える。
- 子育て支援: 数万人規模の保育園待機児童を解消できる予算。
- 防災対策: 地震や水害に強い防災公園や避難所の建設。
え~~~~。毎月詐欺師に流れる金額で、病院が建てられたり、待機児童が解消できたりするんですよ。
困ってるところたくさんあると思うのに、これらの金額が有効に使われないばかりか、詐欺師に使われてしまうなんて、本当に悔しいことです。
「私は大丈夫」と思っていませんか?
「私は詐欺に引っかからないから大丈夫」
そうおっしゃる方が多いんです。
でも、2025年1月~12月の年間被害額が1,414億1,743万3,027円。これだけのお金が、毎年詐欺師の手に渡っている。
全然有効に活用されていない。そしてなかなか減らない詐欺被害。
「これだけみんな『怪しい怪しい』って言ってるのに、なんでこんなにお金を持っていかれてしまうんだろう?」と、私も思います。
詐欺師も警戒してますし、進化しています。詐欺の手口は、どんどん巧妙になっています。
昔は、ショートメールの日本語がおかしくて「あ、これ変。絶対詐欺だな」と気がつけたケースが多かったと思います。今と比べれば。。
でも最近は、AIの力でとても自然な日本語の文面になっていて、私でも「あれ?これ、違うよね、え、ホントかな。ちょっと自信ないな。調べてみよう。」と思うことがあるほどです。
「私は色々な事例を知ってるから大丈夫、絶対だまされない。」なんて思ったら最後です。油断大敵です。
「私でもだまされることがあり得る」と肝に銘じていないと、思わぬところで足元をすくわれるかもしれません。
地域の病院が建てられたり、待機児童が減らせたり、というぐらいのお金があるのに、それらが詐欺師に流れている。
ちょっと、本気で頭にくる話です。
私も以前詐欺師の電話を取ったことがあります。その顛末はブログにも書きました。
1つ覚えておいていただきたいのは「絶対に、誰にも言うな」
と言われたら、とにかく詐欺だと疑ってください。
シニア世代を狙った特殊詐欺では、とにかく被害者を「孤立」させ、判断を鈍らせるケースが多いです。
「誰にも言ってはいけない」は信じない!
まずはこれを覚えておきましょう。



