こんにちは。オンラインで学べる、大人のためのスマホ&パソコン教室
(www.pasocom.net)代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀(@yukinojo7)です。
和風なものと嵐が大好きです。シニア世代の方々のスマホレッスンをやったり、スマートフォンやLINEの入門書を書いたり(Amazon著者ページはこちら)、仕事で使いたいのにSNS活用が苦手な方のためのお手伝いをしたりしています。
このブログでは、日々感じるスマホの活用法や私なりの工夫、IT技術の話などをメインに、なるべくわかりやすくお伝えしようと思っています。
親にスマホを教える時のNGワード5選
親にスマホを教える時に、ついつい喧嘩になっちゃう。
私も友だちからよくその話を聞きます。
生徒さんからも聞きます。
親しいからこそなんでしょうけどね。
それ言ったらダメ~っていうNGワードをご紹介しましょう。
NGワードその1「じゃなくて!」
嵐の相葉君のソロ曲に「じゃなくて」っていうのがあるんですけど、(あれは可愛い曲なんだけど)、お子様世代から親御さん世代に「ぴしゃり」と言われるのがこれ。
今、それやろうかな~と思ってたところに。
じゃあ、これかな~とタップしようと思っていたところに。
「じゃなくてっ!!!」
自分のやることを「即」拒否されているようで、とっても悲しくなる一言です。
それも
「じゃなくてっ!」
「そうじゃなくて!」
「だからそうじゃない!」
「だからそうじゃないって何回も言ってるでしょ!!」
と変化していきます。
NGワードその2「だからぁ~!」
これはスマホの質問に答えていて、中盤以降に出てきやすい言葉。
何回も言ってるでしょ、というニュアンスが入ってきます。
「え、じゃあ○○なの?」なんて親が聞こうものなら
「だからぁ~」と語尾を伸ばし、ややあきらめモードで発せられるこの言葉。
同じような質問が続くと
「だぁかぁらぁ~」と語尾がさらに伸びてくる。
イライラとともに伸びてくる。
そこには「何回も言ってるのにまだわかんないの?」という気持ちが見え隠れ。
なんだか小ばかにされた気分でちょっと寂しくなる。
NGワードその3「さっき言った」「前にも言った」
お子様からすればその通りだと思います。
聞かれたことに対して何度かは答えたけど、また同じことを聞かれる。
すると「さっき言った」(ちょっと前のことだけど!?)
「前にも言った」(何度か同じこと答えてるけど!?)と言われてしまう。
確かに聞いた気はする、でも忘れちゃったから聞いたのに、お相手はつれない・・・
もう一度教えてもらおうと思って質問したのに、肝心の答えは返ってこなくて「もう言った」 (もう何回も何回も言ったけど!?)とつれないお返事。
確かにそうなんだよなあ、と親の方にも自覚があるはある。
でもそれが思い出せないから聞いているのに。
何て言い方するのよ!とこちらもカチーン、と来たりしやすい言葉。
NGワードその4「ねえ、なんでできないの?」
説明も終盤に入り、いろいろ丁寧に説明して、やっても見せて、じゃあやってみて、ってことになったら途端に、それもしょっぱなからつまづいている。
そんな時、親は焦る。実は焦ってる。でもそこへ追い打ちをかけるように
「ねえ、なんでできないの?」
そこには
「ねえ、(私がこんなにさっきっから丁寧に説明してるのに)なんで(そんな簡単なことが)できないの?」という意味が込められている。
せ・・・せつない。
だって、聞いてわかるのと、実際やってみるのと違うんだもの。
聞いた時は分かったと思うんだけど、やってみると違うんだもの。
説明したんだからわかるでしょ、ってそう思わないでほしい。
だってわからないからこうして聞いているんだもの・・・
NGワードその5「もういいっ貸してっ!!」
説明に疲れたお子様世代は最後は「自分でやった方が早い」って思うのでしょう。
親のスマホを「私がやるからっ!」って感じで取り上げてしまいます。
え~~、覚えたかったのに。私、覚えたかったのに。と思う間もなく
「はい、できた。じゃあね」と、いなくなってしまう子供・・・
確かに直ってたり、できるようになってたりはするんだけど、取り上げられたスマホに何がされていたのか知るすべもなく。
じゃあねっ!って帰っちゃったし・・・
でも自分で覚えたかったのに。
また聞くと、たぶん怒るよね。だから自分でできるようになりたかったのに、何が行われたか謎のまま。
ここに挙げたNGワードは、スマホをめぐる家族喧嘩のエピソードの中でも本当によく聞く言葉です。
私自身がこれを親に言ったことはないけれど。
それはこれらの言葉を言っても、親の質問が解決するわけでなし、自分が気分良くなるわけでもなし、双方にとってメリットがないと知っているからです。もちろん、「え~~~~~~~~~~~~~~~~~っ」と思うことは時々あります(笑)。
でも私は「親(特に母)が使えるようになれば、きっと私は(将来)楽になる。親も楽になる。双方にとってメリットがある」と知っているから。
だからお互いが気分悪くなる、これらのNGワードは使いません。
もちろんそう言いたくなる、つい口から出てしまう、そういう質問に答えている側の気持ちも十分理解できます。ほんとにそう言いたくなる、そんな状況なのも十分理解できます。
でも「この人が使えたら、きっと将来私は楽になる」という気持ちで乗り越えてほしいな、と思っています。