こんにちは。オンラインで学べる、大人のためのスマホ&パソコン教室
(www.pasocom.net)代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀(@yukinojo7)です。
和風なものと嵐が大好きです。シニア世代の方々のスマホレッスンをやったり、スマートフォンやLINEの入門書を書いたり(Amazon著者ページはこちら)、仕事で使いたいのにSNS活用が苦手な方のためのお手伝いをしたりしています。
このブログでは、日々感じるスマホの活用法や私なりの工夫、IT技術の話などをメインに、なるべくわかりやすくお伝えしようと思っています。
「ウィルスに感染しています、今すぐお電話を」っていう画面。
急に出てきたら焦りますよね。
出てきましたよ、私のところにも。
このままだとまずいですよ、と女性の声でずっと案内される。
ふと画面を見ると、サポートダイアルの電話番号。
「ああ助かった!」 って電話かけたら
・・・ダメ! ダメ! 詐欺です。
偽サポートセンターに電話がつながって、遠隔操作しますって言われて
「ああ助かった!」って思ったら、いいカモにされちゃいますよ。
でもこういう画面、×をクリックしても、閉じようとしても、戻ろうとしても、閉じられないんです。
それでさらに焦ってしまって、ついに「やっぱり電話か・・・」って思っちゃう。
でも絶対電話しないでください。
Microsoftのページにも、次のように記載されています。
「マイクロソフトのサポートを装った詐欺にご注意ください」
https://news.microsoft.com/ja-jp/2021/01/29/210129-information/
- マイクロソフトのエラーメッセージと警告メッセージに、電話番号が記載されることはありません。
- マイクロソフトのサポートは、ビットコインやギフト カードの形式でサポート料金を請求することはありません。
- マイクロソフトは個人情報や財務情報をお尋ねする、またはコンピューターを修理するためのテクニカル サポートを提供するという名目で、メール メッセージを一方的に送信、またはお電話をすることはありません。マイクロソフトとのすべての通信はユーザーから発信される必要があります。
この詐欺画面、どうしても閉じなかったら
- キーボードの【Altキー】と【F4キー】を2つ同時に押す。
- キーボードの【Ctrlキー】、【Altキー】、【Deleteキー】を3つ同時に押す。
という対処法があります。順番に見ていきましょう。
まず、目の前の画面を閉じたい!
そんな時は、キーボードの2つのキーを探してください。
【Altキー】を押したまま【F4キー】を押します。
このキーの組み合わせは、ウィンドウ(開いている窓)を閉じる、というもの。
2つのキーを同時に押すのですが、【Altキー】を押したまま、【F4キー】を押すと同時に2つ押すことになります。
もしこれでも画面に変化がなかったら、次にキーボードにあるキーを3つ使います。
【Ctrlキー】と【Altキー】と【Deleteキー】です。
これも3つ同時に押しますが、【Ctrlキー】と【Altキー】を2つ同時に押したまま、最後に【Deleteキー】を押します。
すると画面に【タスクマネージャー】というメニューが表示されます。
【タスクマネージャー】をクリックします。
現在開いているウィンドウ(窓)が表示されます。
この中から閉じたいものを選びます。
インターネットを開いているとなりますと、閉じたいものは
・Google Chrome(グーグルクロム)
・Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)
・Fire Fox(ファイヤーフォックス)
などのブラウザ(インターネットを見るためのアプリ)です。
閉じたいもの(ここではGoogle Chrome)をクリックし【タスクの終了】をクリックすると、インターネットを開いているウィンドウが閉じます。
どれがブラウザかわからなかったら、出ているものを1つずつクリックし【タスクの終了】をクリックしてください。
インターネットの画面が閉じると、大音量も消えているはずです。
念のため、スタートボタンをクリックしてシャットダウンしておきましょう。
次に電源を入れたら、そんな画面なくなってますからね。
こちら一連の流れを動画にしました。ぜひご覧ください。
もし電話をかけてしまったらどうなるのか?
サポートセンターの人が出てくるでしょう。
そして遠隔操作をしますよ、とかなんとか言って、パソコンを操作された挙句に何を入れられるかわかったものではありませんよ。
そして「ウィルスがたくさん見つかりました。除去しておきましたので、請求額は〇〇となります」なんて言われたら。。。
お金を払わないとならない羽目にならないよう、画面に表示された電話番号には絶対に欠けないようにしてくださいね。