教室情報誌「なでしこ」で毎月お伝えしている「今月の話題」。
先月はGoogleのAI「Gemini(ジェミニ)」が大きく新しくなったことをご紹介しましたが、今月はChatGPTのお話です。
2026年7月9日、ChatGPTを開発しているアメリカのOpenAI(オープンエーアイ)という会社が、新しいAI「GPT-5.6」を発表しました。
GPT-5.6は、ただおしゃべりをするだけでなく、必要なことを自分で調べ、内容を整理し、文章や資料を作り、ほかの道具も使いながら仕事を進める。
今回のバージョンアップで、そんな「実務を手伝ってくれるAI」としての力がさらに強くなったそうです。
普段のChatGPTでこのGPT-5.6を使えるのは、今のところ主に有料プランをお使いの方です。無料でお使いの方は、もう少し先になりそうですね。
名前は、太陽と地球と月
今回のGPT-5.6には、天体(宇宙の星)にちなんだ名前が付けられました。
Sol(ソル=太陽)は、難しい調査や複雑な仕事を担う、いちばん上のタイプ。
Terra(テラ=地球)は、日常のふつうの仕事を、速さと力のバランスよくこなすタイプ。
Luna(ルナ=月)は、比較的軽い作業をすばやく、少ない費用でこなすタイプです。
どれが一番よいというよりも、仕事の内容に合わせて使い分ける仕組みなのだそうです。太陽・地球・月と並べてみると、なんだか覚えやすいですね。
アルファベットや数字の命名だと「イメージ」が湧きにくいものですが、今回のように「天体」が絡むと、太陽が最上位モデルなんだな、と太陽の持つイメージと結びついて、覚えやすくなりますね。

AIの名前にも、それぞれの個性
名前の付け方には、作っている会社の個性が表れています。
ChatGPTと並んでよく知られているAIに「Claude(クロード)」があります。こちらは「Haiku(俳句)」「Sonnet(ソネット=十四行詩)」「Opus(オーパス=作品)」「Fable(フェイブル=物語)」といった、文学や芸術を思わせる名前が使われてきました。
Haikuは世界で最も短い「詩」と言われているから、これが一番軽量化モデルなんだな、とイメージしやすい。
こうした性能を表すモデルが、ずらっと並んでいた場合、「最上位」モデルあるいは、その反対がわかれば、あとは並び順で「これよりこっちの方が上だな」と判断がつくというものです。
数字や記号だけだったAIの名前が、太陽や月、俳句や物語といった言葉になって、少し親しみやすくなってきたのも面白いところです。
名前を知っていると、テレビやニュースで見かけたときに「ああ、あれね」と親しみがわいてきます。むずかしそうに見えるAIも、名前から少しずつ仲良くなっていけたらいいですね。
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