「緊張しないんですか?」セミナー講師が前に立つとき大事にしていること

10月7日、東京ビッグサイトで開かれた「福祉新聞フォーラム」で、「今さら聞けないスマホ術」のセミナーをしてきました。

福祉新聞で、スマホの連載記事を1年間担当させていただいているご縁です。

連載の内容とあわせて、お仕事で使えるAIとLINEのお話も。第1部と第2部、合わせて約3時間でした。

今日は、セミナーの中身ではなく「前に立つ側」のお話を少し。まずはインスタのリールをご覧ください。

Instagramでこのリールを見る

 

「緊張しないんですか?」

こういう喋りのお仕事をしていると、「緊張しないんですか?」と聞かれることがあります。

もう何回も、セミナー講師をしましたのでね。

大体慣れてきて・・・

 

ってことはないんです。そりゃ、毎回毎回緊張します。

今でも、毎回ドキドキです。

準備期間中もドキドキ。

会場に行って、実際に参加者の方にお目にかかるまで、会場の様子ってわかりません。

事前にはどんな方がいらっしゃるか、主催者だってわからないこともあります。

福祉新聞フォーラムの演台で話す増田由紀

 

今まで、いろいろな場所に立たせていただいた経験がありますが、今でも忘れられないのは、浦安市から依頼されたパソコンの講習で、地元の小学校を会場にして、浦安市民の方対象の講座をやった時。

教室以外で授業をするのは、多分はじめてに近い回だったと思いますが、当初聞いていたのは「○○というソフトでのメールの送受信」でした。

ところが会場(小学校の教室)に入って初めて、その「○○」というソフトが入っていない、ということに気が付きました。

担当の方も初めて気が付いたみたいで、小学校にあるパソコンは、特殊な管理方法だったみたいで、皆さんのパソコンに入っている有名なメールソフトではない、別のメールソフトしか入っていなかったのです。

それを、当日知ったわけなので、もう「どうするの??」って感じでした。何しろ、私も今見たばっかりの初めてのソフトだったのですから(笑)。

参加者の方に正直に状況をお伝えして、メールソフトってだいたいこういうメニューがあるはずですから、とメニューを置き換えながらご説明して、その日の講座を終えました。

あれはちょっと忘れられない経験ですね・・・担当の方も「本当にすみませんでした!!」とおっしゃってました。

 

それから、ホテル椿山荘でiPad講座を依頼されてやった時のことも忘れられません。

地元以外の場所での開催です。確か、ランチ付きの講座で、場所はレストラン。

まったく知らないお客さまに講座をすることになったのですが、直前に胃がめちゃくちゃ痛くなったことを思い出します。

 

はじめての場所、全然平気です!っていう講師も、なかにはいらっしゃると思いますが、私はそもそも、そんなに前に出るタイプではないので、本当に緊張します。

ただ、外から見るとそう見えないみたいです。不思議ですね。

 

前に立つとき、大事にしている3つのこと

それでも、ご縁あって依頼された仕事です。できませんとは言っていられないわけです。

緊張して、普段やっていることが何もできなかった、というわけにもいきません。

仕事ですからね。

だから、緊張するはするけども、とにかく事前準備には時間をかけます。

直前まで資料を何度も見直して、「やるだけのことはやった」と思えるようにすること。

当日を安心して迎えるには、もうそれしかないかな、って思います。

 

それから、主催者の方に喜んでいただけること。

自分も講師を手配したことがあるのでわかりますが、主催者の方だって当日「大丈夫かな」ってドキドキしているケースだってあるわけです。

信頼して任せてくださっている主催者の方がいるわけですから、とにかくその方に喜んでいただけるよう、仕事をすること。

 

そして、参加された方だって、何か新しいことが知れるかな、興味ある事例が知れるかな、と思って参加されるはずですから、その方々に1つでも2つでも、使えること、参加してよかったなと思えることを持って帰っていただくこと。

 

そう考えて前に立つと、「うまく喋ろう」という気持ちは、なくなります。

お役に立てるよう精いっぱい務める、という気持ちに切り替わります。

まあ、もちろん、自分がどうとかそんなことを考えている余裕はない、というのが本当のところですけどね😛。

 

参加された皆さまがちょっとでも笑ってくれたらいいな、という気持ちで前に立っています。

 

それから、時間配分にはかなり気を使います。依頼された時間は、お預かりしている時間。

何時から何時までとお約束した時間でもあります。

スマホを片手に、資料スライドを映しながらお話しすることがほとんどですが、時計を見ながら「今どのぐらいまで来てるかな」と何度も何度も確認します。

時間配分は、スライドを小さく印刷した紙で、流れを把握しながら調整しています。

時間内に収めるのも、講師の大事なお仕事。ここには結構、気を使います。

 

喋って終わり、ではありません

終わったあとには、自分のための振り返りの時間も設けています。

セミナーは許可をいただいて撮影し(お客さまは映さずに)、その動画をあとで聞き返して、次回の改善に使っています。

ここがくどいなとか、ここはもっと順番を考えた方がよかったなとか、いろいろと考えることも出てきます。

何回やっても、毎回が勉強です。

終わりがないですね。

ちなみに、お守りがわりというわけではないのですが、毎回何かしら嵐グッズを持っていきます。

私の努力とはまったく比べようもありませんが、「嵐だって頑張ってたんだ」と、嵐グッズを見ながら思うのです。

まあ、私の験担ぎみたいなものですかね(笑)

資料を入れるクリアファイルのことが多いのですが、今回はおろしたてのクリアファイルでした。

 

喋るお仕事に、ゴールはありません。

緊張しない日も、永遠に来ないと思います。

何回やっても、新しい発見、反省点、改善点があるものです。

また次の会場でも、皆さまに「ひとつ持って帰れた」と思っていただけるよう、準備を重ねていきたいと思います。

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この記事を書いた人:増田由紀
増田由紀
スマホ活用アドバイザー/
オンラインで学べる大人のためのスマホ・パソコン教室 「パソコムプラザ」代表(047-305-6200)。
ミセス・シニア・初心者の方に向けて、 スマホを「電話とLINEだけで終わらせない」活用法をお伝えしています。
和風なものと嵐が大好き。好きな場所は京都や沖縄。

※取材・講演・監修のご相談は「仕事のご相談」からどうぞ。



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