立ち入り禁止の仁徳天皇陵の中に入ってみた! 仁徳天皇陵古墳VRツアー

大阪出張の日の観光は

大阪出張の次の日、せっかく大阪にいるのだから行ってみたい場所がありました。

それが「仁徳天皇陵」です。

教科書で習いましたね、前方後円墳。

仁徳天皇のお墓とされていますが、別名「大仙陵古墳(だいせんりょうこふん)」。

大阪府堺市堺区大仙町にある古墳です。この辺りは古墳が多く、百舌鳥古墳群を構成する古墳の1つです。

 

ガイドさんによると、台風24号の影響で、こんもりしていた山の木々が、荒れてしまったとのこと。

そういえば木々のあちらこちらに、枯れた部位がありました。

 

この辺りから撮影したものです。

 

仁徳天皇陵は、江戸時代は里山として使われていて誰でも入れたし、薪を取ったりもしていたそうです。

でも一応、高貴な方のお墓との認識はあったそうです。

今はお堀が3重に張り巡らされています。

ガイドの方も「僕たちも入ったことがないんですよ、一度入ってみたいんですけどねえ。」

とおっしゃっていました。

 

仁徳天皇陵古墳VRツアーを体験

仁徳天皇陵に行ったら、これを見てみたかったんですよね。

仁徳天皇陵古墳VRツアー

VRとは「Virtual Reality」の略。仮想現実ということです。

専用のゴーグルをつけて、仁徳天皇陵を見学できる、というツアーです。

こういうの大好きでね。。。3月は京都に風神雷神図を見に京都へ行きましたよ。

HoloLensを使って風神雷神図屏風を鑑賞 「MRミュージアム」(2018/3/2)

堺市博物館 は仁徳天皇陵のすぐそばにあります。

 

手で触れる複製品などが置いてありました。

こちらは三環鈴。輪に3つの鈴がついています。

 

 

こちらは仁徳天皇陵の石棺のレプリカ。この中に高貴な方が埋葬されていたということです。

全部石でできていて、持ち手もちゃんとあります。

これを人力で運んだのでしょうか。

 

中に入ってもよい、ということですね。では。

 

入ってみました。お墓の内側は赤く塗られています。

こんなに大きな石の蓋を人力で削ってかぶせて、ってすごい技術だと思います。

 

VRツアーは博物館の一室で行われます。

最初に職員の方から、VR用のゴーグルの説明があります。

 

このレンズの中に、映像が映し出されます。

その映像に合わせて、職員の方がガイドをしてくれます。

この日は私と、もうお一人東京からいらしたという男性の2名の参加者でした。

 

ゴーグルはかなり大きめのものです。

 

装着した所。横から撮影。

 

つけたところ。かなり喜んでます。

 

見た映像は撮影できませんが、ドローンを飛ばして撮影した風景にCGを組み合わせ、今いる場所から空高く飛び上がり、仁徳天皇陵の上からすーっと仁徳天皇陵の中に入っていきます。

天皇陵の中に入ったらぐるっと周囲を見回すと、金メッキを施した鎧や、権力の象徴であった鉄の刀などを見ることができます。

またペルシャから運ばれたというガラス製の食器も間近で見ることができました。

 

仁徳天皇陵は、クフ王のピラミッドよりも、秦の始皇帝陵よりも大きい、なんて知りませんでした。

 

仁徳天皇陵は、海沿いに建造されました。今よりずっと海岸線が内側にあって、海から来た渡来人などにその建造物の大きさを誇示し、国の威力を示したという説が有力だそうです。

 

博物館のお茶席でお抹茶を。

前方後円墳と、鳥をかたどったお干菓子とともにいただきました。

 

 

仁徳天皇陵の全景を見たいなら堺市役所の展望台へ

仁徳天皇陵に近いと、その全体像を見ることはできません。

でも堺市役所の展望台から、全貌を見ることができるということで、新幹線に乗る前の時間を利用して行ってきました。

 

でもお腹がすいたので、まずは、職員食堂で日替わりランチのカレーを食べることにしました。

 

そして展望台へと。

堺市役所21階展望ロビーのページはこちら

 

確かにここからなら仁徳天皇陵全景が見られます。

ところどころに残る緑地は、陪塚(ばいちょう)といって大きな古墳の周りに従うようにして作られた小さな古墳です。

 

世界遺産の候補になったのも、こんな住宅地に、こんな手つかずの歴史的遺跡が残っていることが素晴らしい、との理由だそうです。

誰も入れない手つかずの古墳。

・・・と思ったらこんなニュースが飛び込んできました。

宮内庁 仁徳天皇陵を発掘へ 今月下旬から堺市と共同で

 

調査の結果、どんなことがわかるのでしょうか。楽しみです!

歴史や古墳好きの方が、大阪に行かれることがあったら、ぜひ仁徳天皇陵VRツアー行ってみてください。

とても楽しかったですよ!

 

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 この記事を書いた人:増田由紀 

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2000年に千葉県浦安市でミセス・シニア・初心者のためのパソコン教室をオープン。 スマホは生活に役立つ道具、道具は使いこなしてこそ。電話とLINEだけじゃもったいない!とスマホの活用法を広くご紹介しています。
入門書の執筆、記事監修、講座企画、デジタルやSNSが苦手な人のためのビジネス活用コンサルもしています。
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