ある国のイメージを着物 KIMONO で表現したらどうなる?
そんな素敵な着物ショーに行ってきました。
世界にはたくさんの国がありますね。その国に、皆さんどんな印象を持っているでしょうか。
例えばエジプト、例えばフランス、例えばイタリア。
またあまりなじみのない国だったらどうでしょう。
例えばレソト、例えばジョージア、例えばパラグアイ。
また、日本のイメージって何でしょう。
桜? 富士山? アニメ?
今回、お誘いいただいていKIMONO PROJECTという着物のショーを見てきました。
教室でもポートレート撮影会でお世話になっている前田カメラマンが、このKIMONO PROJECTの公式カメラマンをされている関係です。
ただの着物新作発表会、というのではないのです。
2020年の東京オリンピックに向けて、世界196か国を着物で表現しよう、というプロジェクトなのです。
1つの着物が1つの国をイメージしているのです。
現在55か国の着物と帯が完成しているそうです。残り141か国。
面白いプロジェクトですね。
モデルさんが着物を着て登場し、その着物のデザインについての解説があります。
国の花、名所、イメージ、モチーフ、色などが巧みに組み合わされて、作者の思いとともに1着の着物になるのです。
まるでその国をイメージした美しい布が生きて動いているような感じですね。
こちらはモロッコ。
説明を聞いて、なるほどそこにそのモチーフがあるのか、と思う着物もあれば、モデルさんが登場した瞬間に「あ、あの国かしら?」と思うものも。
こちらはハンガリー。袖口の金の縁取りが美しい。
こちらはフランス。帯揚げがトリコロールカラーです。
旅行したことのない国でも、こんなイメージの国なのかしら? と想像力が掻き立てられますね。
こちらはレソト。
自分の抱いているイメージと違うデザインもあり、新鮮です。
よく見るとパピルスが。これはエジプト。
アメリカのイメージって、星条旗でしたが意外や意外のデザイン。
でも宇宙飛行士がいた。
それぞれの髪飾りも、その国をイメージしたものですね。
こちらはインド。
トルコの国花はチューリップ。
チューリップはオランダのイメージですが、トルコの国の花なのだそうです。
帯にチューリップが。
こちらはベトナム。私もベトナムには旅行してますが、どんなイメージかなあ。
子供たちが数多く描かれているデザインです。
こちらはミャンマー。大胆な色合わせです。
こちらはリトアニア。髪飾りがかわいい。
ミクロネシアは虹。南国のイメージです。
オーストラリアには国旗と、足元にエアーズロックなんですって。
ドイツは音楽の国ですから、音符とピアノの鍵盤がデザインされていました。
ジョージアはグルジアという方がなじみがあるかもしれませんね。
ブドウがデザインされていました。
イタリアは私のイメージとは違って、ちょっと和の雰囲気。
カザフスタンは大きな太陽と白馬。
韓国のイメージはチマチョゴリ。着物だけどチマチョゴリ風なイメージありますね。
こちらはカンボジア。着物だと、建物などを裾の方に描くデザインもありますが、寺院を下の方に描いては失礼にあたるということで肩のところに。
ちゃんと、大使館の方にも見ていただいてアドバイスをもらったりするそうです。
インドネシアも和風なイメージですが、帯がバティックのようですね。
こちらはブータン。和風なイメージがします。
こちらはアイルランド。髪飾りもきれい。
アイルランドは「セント・パトリックス・デー」(聖パトリックの祝日)というお祭りがあり、アイルランドのシンボルカラーである緑を身に着けるのだそうです。
ウズベキスタンには、多くの日本人抑留者の方たちが眠っているそうです。
そして春になると、日本人墓地の周りには植樹した美しい桜が咲くそうです。
こちらは展示してあった着物。ワオキツネザルがかわいくデザインされていました。
ペルーは、帯にナスカの地上絵が。
パラグアイの帯は、このまま和服に使えそうですね。
モンゴルの着物、黒い部分にはパオがデザインされていました。
たくさんの国を見せていただきました。
196着揃ったら、見事な景色でしょうね。
どの国にも布の歴史があるでしょう。織物、染め物、刺繍など。
女性が美しく身にまとう布。各国でその表現は違うけれど、その国独自の豊かな文化がそこにはありますね。
着物をキャンバスに見立てて、各国を表現するというKIMONO PROJECT、素晴らしいショーでした。
主催しているのは、一般社団法人 イマジン・ワンワールド さん。
以下Webより
イマジン・ワンワールドは、「世界は、きっとひとつになれる」をキーワードとし、世界の平和と繁栄に貢献することを目的とした団体である。
東京オリンピックで日本が世界から注目される2020年に向け、全国各地の着物作家が、196カ国の着物と帯を製作。
消費者離れや後継者不足に悩む呉服産業を盛り上げようと世界に向けたアピールはこれまでも行われてきたが、全国の染元や製作者が一同に参加するこのような取り組みは珍しい。
2014年、福岡県久留米市にある創業77年の呉服屋「蝶屋」3代目店主の高倉慶応氏が中心となり、業種を超えた有志によってスタートした同企画は、高倉氏のSNSからクチコミによって瞬く間に広まり、外務省、経済産業省、各国大使館に加え、多くの個人や企業の協力を得て急スピードで進んでいる。
参考ページ http://next.rikunabi.com/journal/entry/20151023
196着の着物を作るのには、もちろんコストもかかります。
そこで一般社団法人 イマジン・ワンワールドさんでは、クラウドファンディングという形をとっています。
クラウドファンディングとは、インターネットを通して多くの人から資金を募る資金調達方法です。
こちらでは、出資してくれた人に対して、通常販売していないオリジナルグッズなどのリターン(特典)が用意されています。
2016年12月までの教室ブログ「グーなキモチ!」のアドレスは http://blog.goo.ne.jp/pasocom777 です
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