編集者さんとの会話は紙の上で

日経BP社の原稿を書いたり、雑誌の原稿の赤入れをする日が続いています。

私が書いた日経さんの原稿には、編集のSさんから、たくさんコメントが入ります。

「ここはどういう意味ですか」

「ここにこれを持ってくるのはどういう意図があるんですか」

「こちらよりこれの方がよくはないですか」

そんなコメントが入ることももちろんあります。

 

「これはこういういみです」

「おっしゃる通りです、直します」

「これはこういう意図なので、このままにします」

と、私も返します。

 

私の原稿を最大限尊重してくれつつ、直しも入るのです。

 

「あー、確かに。ここはそうした方がわかりやすいよね。」と思ったり、

「そうじゃないんだなー、ここはこういきたい」と思ったり。

 

私が彼を説得できるだけの理由があれば、ちゃんと残してもらえますし、事情を説明して

「先生がそうだというなら、そうなんでしょう。わかりました」と言ってくれることもあります。

私も妥協しないし(笑)。

 

というやり取りを、電話じゃなくて、紙の上でやるのです。

コメントという吹き出しに対して、コメントで返すのです。

そうすると、紙の上でお話ししているみたいな感じになります。

 

それから、彼が入れてくるコメントで、「そうか、そういう風に考えるんだ」と、その人の思考回路を垣間見た気分になったりします。

繊細な人なのか、大胆な人なのか、そういうコメントに現れる気がします。

ということは、相手も同じ。

私がどんな風に考えるのか、伝わるのではないかな、とも思います。

 

二人で「ですよねー」と意見があるときもあれば

「前はこうおっしゃってたと思いますが、今は違うんですか」とご指摘いただくことも。

 

紙の上だけど、同じものに向き合い、一緒に考えている感じですかね。

 

原稿書きは孤独な作業ですが、紙の上のやり取りは、そんな孤独な作業に、ちょっとした仲間ができた感覚で面白いです。

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◆この記事を書いたのは・・・
 この記事を書いた人:増田由紀 

オンラインで学べる 大人のためのスマホ・パソコン教室 「パソコムプラザ」(047-305-6200)代表 。和風なものや嵐が大好き。好きな場所は京都や沖縄。
2000年に千葉県浦安市でミセス・シニア・初心者のためのパソコン教室をオープン。 スマホは生活に役立つ道具、道具は使いこなしてこそ。電話とLINEだけじゃもったいない!とスマホの活用法を広くご紹介しています。
入門書の執筆、記事監修、講座企画、デジタルやSNSが苦手な人のためのビジネス活用コンサルもしています。
スマホ関連の連載や記事監修、取材歴はこちら→(ハルメク、クロワッサン、通販生活、ゆうゆう、家の光、FPジャーナル、介護セブン、素敵なあの人、七緒、女性自身、朝日新聞、家庭画報、日経ITPro、日経新聞、日経トレンディ、NHK、NHKラジオ、日本テレビ、フジテレビ、TBS、テレビ朝日、東京MXテレビ等)。
スマホを使えばもっと人生が楽しく、もっと仕事が広がる! それを多くの人に知ってもらいたいな。


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