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会期中にどうしても行きたい・・・
ということで、以前から気になっていた展覧会を見に、上野の東京都美術館へ行ってきました。もっと早く行ければよかったんですが、来週が最終日です。
「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画」です。
行ける時に行かないと……と思っていたら、大体会期が終わっちゃうんですよね。こういうものは、仮でもいいからカレンダーに予定を入れておかないと・・・。
会期は10月18日(日)までです。
Xで混雑を確認したのに、まさかの80分待ち
Xで混雑具合を見てから行ったつもりだったんですが、ちょっと甘かった。
到着したらなんと80分待ちの札が立っていました。
80分・・え~~。どうしよう、出直してオープン直後を狙うか。いや、そんなこと行っても来週は時間がない。
せっかく来たんだから、今日でケリをつけよう。そんなわけで、行列に並び始めました。
チケットを持っている人も、持っていない人も、途中までは同じ列に並びます。
私は買っていかなかったので、途中から「チケット当日購入」の列に並びました。でもこんなことなら、先にチケットを買ってから来ればよかった。
いや、待てよ。こんなに並んでるなら、ここで買っちゃえばいいのか。
じりじりとしか進まない列に並びながら、スマホでチケットを購入にトライ。
ところが、ちょうどスマホを買い換えたばかりで、クレジットカード情報がきちんと入っていなかったりして、買うのにちょっと時間がかかってしまいました。
ちょっとずつ前に歩きながら、それでも無事にチケットをオンライン購入できました!

無事に買えたので、行列から抜けて、「今買ったんですけど」とスマホのチケット画面をスタッフの方に見せて、「チケット有」の列に並び直し。よし!
と思いましたが、ここでも長い行列・・・。先は長い。
甘かったです(笑)。それでも、入るまで1時間待ちでした。
でも、名画を見ようとこれだけたくさんの人が集まってくる、というのはいいことなんですよね。
日本が平和な証拠ともいえますね。
でももう、次回からは必ず前売りチケットを買ってから並ぼうと思います。
それから、スマホを買い換えたら、クレジットカードの情報や、よく使うサービスへのログインが新しいスマホでもちゃんとできるか、一度確認しておくと慌てずにすみますね。
データはちゃんと移行できても、細かいツメはやっぱり必要なんですよね。
展示されている作品
大英博物館が所蔵する日本美術のコレクションから、江戸絵画の名品がずらりと里帰りしています。
鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、初代歌川豊国、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳。「江戸時代を代表する8大浮世絵師」の作品が勢ぞろいです。
新婚旅行でイギリスに行った時、大英博物館行ったなあ。その時に見たんだろうか・・・記憶がありません。ロゼッタストーンとミイラは覚えてるんだけどな(笑)。
特に注目の作品
- 喜多川歌麿《文読む遊女》 初の里帰りとなる、貴重な肉筆画。
- 円山応挙《虎の子渡し図屏風》 躍動感のある動物を描いた屏風作品。
- 葛飾北斎《『万物絵本大全』版下絵》 出版されなかった幻の絵入り百科事典の原画(こちらも初里帰り)。
- 狩野派の襖絵(花鳥図など) 奈良・談山神社にあった襖絵が、大英博物館、青森・宮越家、アメリカ・シアトル美術館に分かれていたもの。約150年ぶりに奇跡の再会を果たしました。
浮世絵・版画の名品
- 葛飾北斎 『冨嶽三十六景 凱風快晴』(赤富士)、『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』、為朝図
- 東洲斎写楽 『三代目大谷鬼次の江戸兵衛』、『初代市川男女蔵の奴一平』、『松本米三郎の化粧坂の少将 実はしのぶ』(正面摺)
- 喜多川歌麿 『百千鳥狂歌合』、『高島おひさ』、『歌まくら』
- 歌川国芳 『相馬の古内裏』(大判三枚続きの巨大な骸骨)
- 歌川広重 『名所江戸百景』シリーズ
- 鈴木春信・鳥居清長・初代歌川豊国らの代表作
肉筆画・絵画・特別展示
- 円山応挙 『虎図』、『虎の子渡し図屏風』
- 狩野宗眼重信 談山神社の襖絵群(約150年ぶりの再会)
- 葛飾北斎 『万物絵本大全』版下絵(初里帰り)
- 桜井香雲 『法隆寺金堂壁画 九号壁 模本』(1949年の火災で焼損する前の姿を伝える、貴重な模写)
- 猿草紙絵巻 比叡山の猿を擬人化して描いた絵巻
教科書や、いろいろなところで一度は目にしたことのある作品が、本当にたくさん並んでいました。
そして有名な絵画ではどこも人だかり。そりゃそうだ、みんなこれを見に来たんだものね。
写真撮影OKは、狩野派の襖絵4点だけ
会場内で写真撮影ができるのは、この4点の作品だけでした。
撮影OKの場所はありましたが、この人の多さでは、作品だけをきれいに撮るのはまず難しいだろうな、と思ったら案の定こんな感じ。
人がいなくなる瞬間はまずやってこない。なので、こんな状況写真だけ撮りました。
「本物」を見に行くということ
会場に入るまでに、すでに1時間以上立ったままなわけです。さらに、展示室に入ってもずっと立ったまま。作品は見たいが、足が痛い。それに人がたくさんですから、なかなか近寄るのにも時間がかかります。
1つ1つの作品をじっくり見るには、とてもとても時間が足りませんでした。
それでも、見たい作品の前では、粘り強く並んで、ちょっと時間をかけて見ることができました。
画を見るだけ、どんな絵なのか確かめるだけなら、ネットにも載っているでしょう。ネットに載ってれば、大きく拡大して見ることができるでしょう。
大きく見えればよくわかるし、ディスプレイで見れば色もきれいで、たいていは解説までついている。「見る」というだけなら、それで十分だとは思います。
でも、「本物」だけが持つ雰囲気ってある。
色も、筆遣いも、きっとそう。
だから長いこと並んで、その絵を見るということの意味は、その「本物」のパワーを感じるってことなんだと思います。
だって、絵を見るだけ、解説を見るだけなら、ネットに載ってるもの。こんなに時間かけて足が棒を棒にしなくても、家で簡単に手に入る情報です。
でも展示会場に足を運ぶって、そういうことじゃないんだよね。
名画が「海を越えて」いることに、ちょっぴり寂しさも
それにしても、絵画の説明の札に書いてある所蔵の美術館の名前。「あ、これも」「え、これもなの」と、有名な名画の数々が海外にあるというのは、日本人としてはちょっぴり寂しいな。と思ったのですが、浮世絵は版画ですから、同じ絵柄の刷りが何枚も存在するんですよね。
たとえば葛飾北斎の「凱風快晴(がいふうかいせい)」、通称「赤富士」、「大英博物館所蔵」となっていましたが、日本にもあったような気が・・。そう、版画の場合、複数存在すれば、国内外の複数の美術館が所蔵しています。気になって、ちょっと調べてみました。
「凱風快晴」日本国内の主な所蔵館
- 東京国立博物館(東京・上野)
- すみだ北斎美術館(東京・墨田区)
- 東京富士美術館(東京・八王子)
- 山種美術館(東京・渋谷)
- 太田記念美術館(東京・原宿)
- 千葉市美術館(千葉)
- MOA美術館(静岡)
- 和泉市久保惣記念美術館(大阪)
- メナード美術館(愛知)
- 山梨県立博物館(山梨)
「凱風快晴」海外の主な所蔵館
- メトロポリタン美術館(アメリカ・ニューヨーク)
- ボストン美術館(アメリカ・ボストン)
- シカゴ美術館(アメリカ・シカゴ)
- ミネアポリス美術館(アメリカ・ミネアポリス)
- 大英博物館(イギリス・ロンドン)
- ギメ東洋美術館(フランス・パリ)
- フランス国立図書館(フランス・パリ)
- アムステルダム国立美術館(オランダ・アムステルダム)
そうか、だから日本でも見たことあったんだ。ちゃんと日本にもあるんだ、とちょっとホッとしました。
同じ「赤富士」でも、刷られた時期によって色合いが少しずつ違うそうなので、見比べてみるのも楽しそうです。
それでも、会場で人だかりができていた喜多川歌麿の「文読む遊女」や「猿草紙絵巻」は、一点ものの肉筆画や絵巻だそうです。だから同じものを所蔵している日本の美術館はないんですよね。
「日本にはないのか・・・」そう思うと、やっぱりちょっと寂しい気持ちにもなりました。
だからこそ、こうして里帰りしている今のうちに見られてよかったな、と思います。
日本美術って、色彩も好きだしデザインも好き。いろいろな美しさを吸収して、授業でも作るカレンダーのデザインにも活かせそうだな、なんて思いながらいい時間を過ごして帰ってきました。
「百花繚乱」というタイトルでしたが、本当にきれいな花が咲き乱れている会場でした。
それにしても、あまりにも長い時間立っていたので、エネルギー補給しないと家にたどり着かない・・・帰りに甘いものをということで、豆花(トウファ)を食べて帰りました。
会期は10月18日(日)までです。もしもこれから行かれる方は、スマホで事前にチケットを買って、時間に余裕をもってお出かけください。
▶ 展覧会の詳細はこちら(東京都美術館)
https://www.tobikan.jp/exhibition/2026_britishmuseum.html

