こんにちは。オンラインで学べる、大人のためのスマホ&パソコン教室
(www.pasocom.net)代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀(@yukinojo7)です。
和風なものと嵐が大好きです。シニア世代の方向けのスマホ講座をしたり、スマートフォンやLINEの入門書を書いたり(Amazon著者ページはこちら)、セミナーをやったり、ビジネス活用講座をやったりしています。このブログでは、日々感じるスマホの活用法や私なりの工夫、IT技術の話などをなるべくわかりやすくお伝えしようと思っています。
昔から歯医者さんが苦手です。
まあ、得意な人はあまりいないのかもしれませんが。
小学生の時に通っていた歯医者さんは、おじいちゃん先生でした。
昔だから、なのか。治療の腕だったのか。とにかく「痛い」「怖い」はここで脳に刻み込まれましたね。
奥歯に激痛、目に火柱・・怖かった。
治療台の上から見る、水色や黄色の薬品の入った小瓶の光景を今でも思い出せます。
高校の時の親知らず体験。3か所で4本抜きました。
1か所から2本生えていたみたいで、そこを取るのが結構大変でした。
先生が「あれ持ってきて」とおっしゃって
「あれって何・・何なの・・・・」とビビる私の頭上に見えたのは確かにノミとトンカチだったような。。
ノミとトンカチで、な、何するの・・・
体中で感じる土木工事の音。
診察室から息も絶え絶え、這うようにして出てきた体験。
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そんなこんなでいい思い出がありません。
もちろん歯磨きがちゃんとできてなかった私が悪いんですけどね。
ちょっとでも怖くない歯医者さん探しもしたけれど、コロナの最中に歯医者通いも中断。
それがここへきて、そろそろまずいと重い腰を上げて、妹が激推しする歯医者さんへ。
その歯医者さんが、ほんとにとってもやさしいのです。
スタッフさんも先生も、すごく人当たりがよいのです。
それに何でも説明してから始めてくれて、いきなり「な、何?何が始まるの??」ということがありません。
こちらの話もよく聞いてくれて。
怖さもわかってくれて、寄り添ってくれます。
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その歯医者さんの様子は、妹に勧められてからインスタでずっと見てたのです。
先生こんな感じなんだな、とか、スタッフさんこんな人がいるんだなとか。
動画だから様子がよくわかります。
こうやって自分たちの様子を人に伝えるって大事だなことだなって思います。
実際に行くのは、それを確かめるため、みたいなところ、ありますよね。
「インスタで見てました」って歯科衛生士の先生にも
担当の副院長先生にも言いました。
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そして私も歯医者さんに行くたびにストーリーズを上げる。
自分への戒めもあり(笑)。
その歯医者にはSNSチームがあって私のストーリーズにもお返事くれたりするんです。
歯医者さんに行くと「いつも投稿ありがとうございます」
なんて言ってくれるんです。
そうなるとちょっと嬉しいですよね。
距離がぐっと縮まった気がするのです。
距離が縮まると、「歯医者さん」は苦手だけど、「あそこの先生たち」は苦手じゃなくなる。
あの、いい経験のない歯医者さんとSNSで交流ができる日がくるなんて、考えたこともなかったけど(笑)。
楽しいなSNS(笑)。
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そして私の人生で、歯医者さんに「親近感を持つ」なんてことがいまだかつてあっただろうか・・・
できるだけ行きたくない場所。
できるだけ短時間で終わらせたい場所。
もちろん今も、あの人造人間を作るみたいなギュイーーーーーンの音は恐ろしいのだけれど。
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何度も通ううちに先生や歯科衛生士さんからたくさん話を聞いて、歯について知る新しいことがたくさんありました。
歯磨きの大切さも身に染みてわかりました。
歯ブラシや歯磨き粉もおすすめしてもらいました。
その理由もちゃんと説明してもらいました。
そうして芽生えた感情。
「私、ここを最後の歯医者として、ちゃんと治療頑張ろう」と思えたのです。
苦手なことに前向きになれた、そんな歯医者さんです。
治療が終わっても(長いと思うけど)、歯をメンテナンスしてもらう「私の歯医者さん」的存在が、私にもできた。
新しい世界が開けたぞ、ということで感謝してます。
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苦手なことって、いつまでも苦手なことではあるけれど
誰に手伝ってもらうかで向き合い方が変わるんだなって思います。
スマホもきっとそうなんじゃないかな。
苦手っていうシニアの方多いけれど、誰がそれを手伝ってくれるかで、きっと楽しくなれるんじゃないかな。
その人にとっての新しい世界が開けていくんじゃないかなって思う。
そんな歯医者さん体験をしています。