こんにちは。オンラインで学べる、大人のためのスマホ&パソコン教室
(www.pasocom.net)代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀(@yukinojo7)です。
和風なものと嵐が大好きです。シニア世代の方向けのスマホ講座をしたり、スマートフォンやLINEの入門書を書いたり(Amazon著者ページはこちら)、セミナーをやったり、ビジネス活用講座をやったりしています。このブログでは、日々感じるスマホの活用法や私なりの工夫、IT技術の話などをなるべくわかりやすくお伝えしようと思っています。
「光る君へ」に間に合わせて百人一首を覚えました。何度目かの挑戦でしたが、今回はようやく定着したような気がする・・・・
いろいろな本がありますが、こちらのムック本が私の愛用書です。
百人一首の解説書などを見ると、この歌がどの歌集から取られているのかが書かれています。
すでにある歌集の中から、優れたものを百首集めたものが百人一首、ということなんですね。
「古今和歌集」の中からは24首選ばれているらしいです。
Facebookの大河ドラマグループを見ると、こうした昔の歌に詳しい人は本当に詳しくて、古典を知っているとドラマ見るのも楽しいなあって思います。
その『古今和歌集』には千百十一首が収められています。その数、百人一首の十倍・・・覚えられたら素敵だなあと思いますが、あの十倍を暗記するなんて・・・難しい。
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でも、当時の貴族たちは暗記必須だったそうです。その知識の上に、お互いが共通の概念で会話を楽しんだ、ということらしいです。それはなぜか。
男女が簡単に顔を合わせることができなかった平安時代、和歌はとても重要なコミュニケーションツールでした。歌を送り、その歌から人物像を想像して恋に落ちたり、フラれたり。
歌を送られたらその場ですぐに、状況に合わせた気の利いた返歌を詠まなければ、「この人わかってないな」と思われたりするでしょうし、お題を与えられ素早くすぐれた歌が読めれば「この人はなかなかの人物だ」と評価が上がったり。
そのために必要だったのが、お手本となる和歌です。
古今和歌集は、当時の和歌のお手本とされていて、それを覚えておけば「テンプレート」として使えますね。相手も「あ、この歌、古今和歌集のあそこから取ったんだ。なるほど、なかなか教養がおありで・・・」と、同じ土俵で歌を楽しむことができたのでしょう。
平安貴族のお姫様たちは、ただ美しい着物を着て、お屋敷の中でのんびり遊んで暮らしていたわけじゃなく、教養を身に着けて自分磨きに精を出していたのですね。
百人一首を覚えているだけでも、大河ドラマ「光る君へ」は楽しく見られます。
この人があの歌を詠んだ人! と暗記にも彩りが添えられて忘れにくくなります。
今登場しているだけでも・・・俳優さん、女優さんの顔とともにもう絶対忘れません。
1.紫式部めぐりあひて 見しやそれとも 分かぬまに
雲がくれにし 夜半の月かな
2.儀同三司母忘れじの 行く末までは かたければ
今日をかぎりの 命ともがな
3.清少納言
5.赤染衛門
6.右大将道綱母
でもこういう言葉の世界で空想を膨らせるのって楽しいし、好きだなあ、って思います。
タイムマシンがあったら行ってみたい世界の一つです。
▼「をしへて! 高野晴代さん ~『古今和歌集』を暗記!? 当時の和歌の勉強法」
www.nhk.jp
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