スマホ活用アドバイザー増田由紀ブログ「グーなキモチ!」

親世代からの質問。親にやさしくしてあげて、それはあなたのためでもある。

こんにちは。オンラインで学べる大人のためのスマホ&パソコン教室
www.pasocom.net)代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀(@yukinojo7)です。
和風なものと嵐が大好きです。シニア世代の方々のスマホレッスンをやったり、スマートフォンやLINEの入門書を書いたり(Amazon著者ページはこちら)、仕事で使いたいのにSNS活用が苦手な方のためのお手伝いをしたりしています。
このブログでは、日々感じるスマホの活用法や私なりの工夫、IT技術の話などをメインに、なるべくわかりやすくお伝えしようと思っています。

 

自分の親からスマホなりパソコンなりの質問を受けると、
「貸して」と言ってから
「はい」と渡してくれる人。

「え~また?」
と言ってからしぶしぶ質問に答える人。

「今忙しいから」
「何がやりたいの?」
と詰問する人。

「だ~か~ら~」と
教えている間に切れ気味になる人。

さまざまです。

 

「貸して」って言って、あの子パパパっとやって、「はい」って渡されて、結局私何もわからないの。

 

「今忙しいから」って。。。私、あの子が忙しいときにいろいろやってあげたんだけどな。

 

「何がやりたいの?」って、そんな言い方ないじゃない。なんか気分悪いわ。

 

「だ~か~ら~」って、ほんとにバカにされてるみたいで、なんだか悲しくなる。

 

・・・という数々の証言をいただいておりますよ。

 

いろいろな方のお話をうかがっていると、なかなか親に親切にやさしくしてあげるのって、むずかしいことなんだなと思います。
だって家族だもんね。
家族だからこそ、ストレートな物言いができるし、またしてしまうし。
家族だから遠慮がない。
それはよくも悪くも家族だからなんだけど。

 

かくいう私も母の質問に答えるとき、普段よりも忍耐が必要だな、と思える場面やケースに遭遇することがあります。
これがよく「イラッとする」と言われる感情なんだな、と思う時があります。

「今、なにやった!?」とか「え、ええええ~~、なにそれ」とか。

せっかく説明していて、あと1歩のところで母の誤操作で最初からやり直しなんてことも多々あって、そんなときは膝から崩れ落ちそうになります(笑)。ほんとに。
なるほどね、こういう時にね。「イラっ」という感情が湧いてくるものなのね。
自分でもその感情を確かめながら。

母にはかなり鍛えられていると思います、私(笑)。

 

でもぜひともお願いしたいのが、「親にやさしく」してあげてほしいということ。
やさしくするのがゴールではないのです。
やさしく教えてあげて、親が「使えるようになる」のがゴールだから。

親が使えるようになると、実は自分が一番楽になるんですよ。
親が一人で使えるようになる、できることが増えると、子世代にとってもそれはメリット「大」なんです。
親世代にも、私はスマホなどは自立して使える大人になってほしいと思っています。でもご年齢もあって、なかなか若い人のようにサクサクサクッとはいかなかったり、自分で調べて正解に辿り着けなかったりするのです。
だから家族に助けを求めるのです。

そんな時に、イラっとして対応して、相手もイラっとして、それで喧嘩になってしまったらとてももったいない。
知ろうとした気持ちが、シュンとなえてしまうかもしれない。
もうあの子には聞かない、と意固地になってしまうかもしれない。

もう一度言います。
ゴールは「やさしくすること」じゃなくて、その先にある「親が使えるようになること」なんです。
親が使えるようになったら、子世代は楽ができるんです。

買いたいものの写真を送ってもらったり。
LINEでやり取りができるようになったり。
自分で調べ物ができるようになったり。
安否確認もスマホを使ってできるようになったり。

親が使えるようになって損することなんて一つもありません。
だからお願い。
親から質問されたら「やさしく」してあげて。
自分でできるようになる一歩を、ぜひお手伝いしてあげてほしい。
それは、子世代のためでもあるのです。

どうしても手に余ったら・・・
その時は、ぜひ私の教室にもご相談ください!
スタッフ一同、親切丁寧に使い方をご紹介させていただきます。
でも一番は、お子様世代がやさしくしてあげることですよ。