スマホ活用アドバイザー増田由紀ブログ「グーなキモチ!」

シニア世代のスマホは日本ではiPhoneがいいと思う

断捨離して得られるものはスッキリ感。今でも着られるか? 着られなくもないな。なんて迷っていたお洋服も、きれいに洗濯してもっと素敵に着てくれるであろうお嬢さんに差し上げることにしました。ちょっとさみしいけど(笑)。

こんにちは。人生しくなる、大人のためのスマホ&パソコン教室
オーナー兼スマホ活用アドバイザーの増田由紀です。

シニア向けスマホ使ってますか?

教室の生徒さんも、ほぼ全員がスマホを持たれるようになりました。
ガラケーでいい、と言っていた方も、スマホライフを楽しんでおられます。
年齢は関係ない、興味があればだれだってスマホライフを楽しめます。そう日々実感しています。
 
スマホ先生として、私は常に複数のスマホを持ち歩いています。
iPhoneとAndroidを使っています。
iPhoneとAndroidの違いについてはこちらの記事をどうぞ
スマホの機種は何ですか? 何でAndroidっていうの?(2019/2/5)

両方使っているからこそ、その違いも見えたりします。

シニア世代の方が初めてスマホを買いに行かれると、おそらくすすめられるのが「らくらく○○」「かんたん○○」という系列のスマホでしょう。
実際、スマホを使いこなしている生徒さんが携帯ショップに行けば、事情を知らない店員さんから進められるのが、やはりシニア向けスマホだったりします。
また、知り合いのシニア世代の方がショップに行けば、だいたいすすめられるのがシニア向けスマホです。

みなさん、外見で判断されているんですよ(笑)。

らくらく○○って、かんたん○○って、本当に簡単?

在校生の方だけでなく、教室を訪ねてこられる方や外部の講座などで、私はいろいろなスマホを目にすることがあります。
そして「らくらく系」「かんたん系」を手にすることがあるのですが、正直これがなかなか難しいのです。
シニア世代に特化して、メニューも見え方も工夫してある商品です。「らくらく」とか「かんたん」という名前がついているくらいですから、難しいわけないと思うのですが、普段普通にスマホを使っている私でも、「え、どうしてあれがないの?」と、ちょっと見ただけでどこに何があるのかがわからないことがあります。

実際、ガラケーの時にできていたショートメールを、新しいスマホでやりたいとおっしゃる方からご質問がありました。
SMS(あるいはメッセージ)のアイコンを探してご説明すれば済むかな、と思っていたのですが、いくら探してもないのです。
え? こういうスマホではショートメールはできないの?
いやまさかそんな。

最後は探し当てたのですが、いやまさかこんなところに分類されているなんて、というようなところでした。
正直、むずかしい。
難しかった。。。
スマホ先生でも、即答できないこと多かったです(笑)。

またタッチも独特です。押し間違えを防ぐための工夫だと思うのですが、ちょっと力がいります。
指の力が必要だなあって思います。
スマホの軽いタッチではありません。

スマホでわからないところを人に聞くよね

スマホを普段触っている私でも、メニューを見つけるのに一苦労。
普段スマホを見慣れている人でも戸惑うことでしょう。
私もちょっと触ってみて「わかんない・・・」。
通常の知識が役に立たないのです。

これはとても大事なところです。
スマホでわからないところを、家族の人、友だちなどに聞きますよね。
スマホがよく使える年下の人とか、お子さん、お孫さんとか。
特にシニア世代の方こそ、周りに聞ける人がいたら心強いですよね。

そんな時に、「聞ける相手」が使ったことのないスマホだと、質問された側も戸惑うのです。普段私も、シニア向けスマホを使っているわけじゃないですからね。

シニア向けスマホを持っている人は、シニア世代。
でも同世代の人に質問しても、お相手も初心者ってこと、よくあると思うのです。
シニア向けスマホは、質問に答えてくれる人(世代)が使っていない。
だから聞く人が限られちゃう。

シェアが高ければ、聞ける人が多くなる

統計によって数字にばらつきがあるのですが、日本はiPhoneが広く普及している国です。地域、年代によっても異なるのですが、それを実感することがよくあります。
例えばデパートの講座でスマホ写真講座の場合、多くの方がiPhoneでした。

iPhoneシェア率が異常!世界と逆をいく日本のスマホ市場【2019年10月】

シェアが高いということはどういうことかというと、周りにiPhoneユーザーが多いということです。
もちろん地域にもよるとは思います。

また、シェアが高いということはそれに関する書籍もたくさん出ているということ。
種類が多ければ、自分にとって読みやすそうなものをチョイスすることができます。

ちなみに文字サイズが大きくて画面の挿絵がたくさんあるオールカラーのこんな本もありますよ。

本はもちろん自分が読みやすいものでよいと思います。

シェアが高いと、「聞く人が多い」「関連書籍が多い」と、学ぶ機会が増えます。

何年前に買ったiPhoneでも同じメニューで使える

スマホは中に「OS(オーエス)」という基本プログラムが入っています。
数年前に買ったiPhoneでも、iOS(アイオーエス=基本プログラム)を最新のものにして使うことができるのです。
例えば私が書いているiPhoneの本は今年(2019年)発売されましたが、今年発売されたiPhoneにしか使えないわけではないのです。
iOS13にすれば(無料で最新の状態にできます)、iOS13対応の本が使えます。

ちなみに、iOS13にバージョンアップできるのは次のiPhoneです。
iPhone XS(2018年9月発売)
iPhone XS Max(2018年9月発売)
iPhone XR(2018年10月発売)
iPhone X(2017年11月発売)
iPhone 8(2017年9月発売)
iPhone 8 Plus(2017年9月発売)
iPhone 7(2016年9月発売)
iPhone 7 Plus(2016年9月発売)
iPhone 6s(2015年9月発売)
iPhone 6s Plus(2015年9月発売)
iPhone SE(2016年3月発売)

つまり4年前のiPhoneでも、最新の状態で使えるということ。
これってすごいことです。
iPhoneはApple社しか作っていないので、4年前のiPhoneだろうと昨日買ったiPhoneだろうと、画面が一緒なんですね。
(もちろん、ホームボタンのあり・なしという違いはあります)

ある日の授業で、4年前のiPhone、3年前のiPhone、2年前のiPhone、去年買ったiPhone、今年9月に買ったばかりの最新のiPhoneの方がいても、同じことを同じようにご説明できるってことです。
お互いに同じ画面で教えあえるってことです。

ちなみにこんな本も書いています。
iPhoneの本書いているからiPhoneをすすめているわけじゃないんですよ(笑)。両方使っているからこそのiPhone推しです。

Androidは機種によってばらつきが

一方Androidは、いろいろな機種が出ています。
中身(OS)は同じなのですが、作っている会社が複数あります。
複数の会社が作るわけですから、それぞれに特徴を持たせたいですよね。他社と同じものでは、独自性がありませんから。

するとどういうことになるか。
ある会社は、写真を保存する場所を「アルバム」と呼ぶ。
ある会社は「ギャラリー」
ある会社は「写真」
絵柄もそれぞれ違います。

ある会社は戻るボタンを右側に設置し
ある会社は左側に設置する。

カメラのメニューも異なります。
文字入力のメニューも異なります。

だから「私のはわかるけれど、あなたのはよくわからない」ということが起きます。
当然ですよね。機種が多ければ違いも多くなってしまうわけ。

別々の会社のAndroidを持っている生徒さんがいた場合
Aさんはギャラリーを押してくださいね。
Bさんはアルバム、Cさんは写真を押してください。
となりますね。

Aさんは右下のボタン、Bさんは左下のボタンを押してください。
となったりします。

OSのアップデートに関しても、iPhoneなら4年前のものでも最新のOSに更新できますが、Androidはそうもいきません。

逆に言えば、ご家族あるいは質問に答えてくれる人と「同じ機種」にしておけば、質問がしやすくなるということです。

iPhoneはシニア世代におすすめです

もし周りにiPhoneの方が多かったら、ご家族がiPhoneだったら。
そうだったら、シニア世代の方にはiPhoneをお勧めします。
ホーム画面(最初に表示される画面)は、自分好みに変えられないようになっています。
これが逆に良いのです。誰の画面でも、小さな絵柄(アイコン)の数や種類こそ違いますが、まったく同じように操作できますから。

 

ではもしご家族がAndroidだったら、聞ける人がAndroidだったら?
そうしたら、同じ機種を使うようにされるとよいでしょう。
機種は間違えないようにお願いしますね。

もしどちらを選んでもよいとしたら?
そうしたらiPhoneをおすすめします。
使っている人も多い。
書籍も多数出ている。

4年前のiPhoneでも、昨日買ったiPhoneと同じ絵柄です。
同じ絵柄に同じメニュー、同じ操作方法です。

また私はずっとiPhoneを使ってきていて、どこがどんな風に変わっていったのかをつぶさに見ています。
それを見て思うことは、1社が1つの製品しか作らない良さ、でしょうか。ユーザーへの負担を減らしつつ、大幅な変更を極力さけつつ、できることがどんどん増えるという進化を遂げています。

シニア世代にも、ごく普通のスマホを使ってもらいたい。
特別にシニア仕様のスマホでなくて。
今のアクティブシニアの方々なら、普通のスマホは十分使えると思います。

今はまだガラケーをお使いの方々も、2020年はぜひスマホにチャレンジしてみてください。
そのうちいつか・・と思っているより、興味があるなら1日も早く慣れておいた方がよいと思っています。

ゆき

いつかじゃなくて今。
もし興味があって、でも躊躇しているなら、私はそうアドバイスしたい。

 

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