「写真を撮る」「ものを作る」が１台でできるのがスマホ

年賀状作りも変わってきた

教室も20年やっていると、年賀状の作り方も変わってきています。

昔は専用のはがき作成ソフトで作っていました。素材がたくさんある専用ソフトは、創作意欲をかきたてられたものです。
それから文書作成ソフトのWordでも作るようになりました。
これは素材がインターネット上でたくさん探せるようになってきたから。
専用ソフトは毎年素材を購入しなくてはいけなかったり、ちょっと飽きてきたりするのですが、ネット上の素材は毎年新作が出てきます。

パソコンで作る場合、写真を使いたかったら「取り込み」という作業をしなくてはいけません。以前はデジタルカメラで撮影したものを、記憶媒体（SDカードなど）を取り出して、専用のカードリーダーを使ってパソコンに接続して取り込んでいました。
パソコンにつなぐだけで自動的に取り込まれるというパターンもあれば、黄色いフォルダーを開いて、開いて、開いて、たどり着くというパターンも。
どちらにも一長一短がありましたけれど、物理的に「取り込む」という作業をしていました。

それが最近ではどうでしょう。
そもそもデジタルカメラで写真を撮らなくなった。
そう、みんなスマホを持つようになりましたからね。
そしてはがき作成に便利なアプリがたくさんあります。

スマホなら写真を撮りこまなくていい

スマホにアプリを入れる。
スマホで撮った写真を使う。
そこに「取り込み」という面倒な作業は発生しません。

シニア世代方にとっては「すぐ使える」というのは魅力です。
画像の「取り込み」って、時々しかやらないと忘れてしまわれるようです。
また取り込んだ画像がどこへ行ったか分からなくなる、というご質問も毎回いただくのです。

ところがスマホの場合、写真を撮ったら保存場所はスマホが勝手に決めてくれます。
アプリを開けば、その写真を見つけることはパソコンよりたやすい。

「写真を撮る」「ものを作る」が１台でできるのがスマホ

特にiPhoneの場合、写真の保存先は１つ。
アプリから写真を探すときも、あちこち探しに行かずに済みます。
これがいいところ。
取り込まなくてもいいし、探さなくてもいい。

パソコンで年賀状を作っている時は、「写真を撮るもの」と「はがきを作るもの」は別の機械でした。
そりゃそうですよね。パソコンで写真は撮れません。
外に持って行けないしね。

スマホは「写真を撮るもの」と「はがきを作るもの」が１つで済むのです。
だから撮ってすぐ作れる。
作品作りにうってつけの機械なんです。
スマホは決して閲覧専用ではありません。
モノづくりにもものすごく使える機械です。

だってね。
スマホは一番小さいパソコンなんです。
携帯電話の高級版ではないのです。

机の上のパソコンでは、家族の記念行事や楽しかった夏のキャンプなどを撮影できません。
でもスマホならそれが可能です。
パソコンに高性能カメラが付いている。
それがスマホですから。

スマホをお使いでしたら、ぜひ「モノづくり」にもどんどん活用してみてください！