百人一首の覚え方 細かいブロックにして何度も繰り返す

高校生の冬休み? 中学生の冬休み?
百人一首を覚えるのが宿題だったことありませんか?
でも1週間か2週間くらいで、全部覚えられたんだろうか。。。
若いってすごい。

こんにちは。人生しくなる、大人のためのスマホ&パソコン教室
オーナー兼スマホ活用アドバイザーの増田由紀です。

百人一首が好きな理由

好きなことをやる時間を作るって大事(2020/1/20)

昨年後半から、百人一首を覚えようとしてとうとう年を越してしまいました。
別に試験があるわけではないし、期限があるわけでもありません。
だからのんびりとちょっとずつ覚えています。

何で百人一首が好きなのかな?
と考えていました。

百人一首の登場人物は、天皇、貴族、僧侶、武士、そしてお姫さま。
このお姫さまに多分心惹かれるのです。
きれいな色を重ねた着物を身にまとって、雅な世界に生きた女性たち。
・・・と、実態はどうかはわかりませんけれど、そうした存在に、ちょっと心惹かれるのですね。

百人一首を覚えて、歌の意味を知って、人間関係を把握する。
想像の世界でしかないけれど、その時代を生きた人たちを、暮らしぶりを、精神世界を思い浮かべてみる。そんな時間も楽しいのかもしれません。

覚えては忘れ・・・

なんとか100番まで覚えた。
と思い、最初の方から復習してみると、やっぱりところどころ抜けがある。
上の句の出だしが思い出せない。
下の句の途中が思い出せない。
読み人が思い出せない。
歌と歌がミックスされてしまい、どうしても間違えてしまう。

だからまだ、競技かるたのアプリには負けてしまいます。
え~っと、、と考えているうちに、札を取られてしまいます。
悔しい…

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大きな塊は小さく分解して

大きな塊を一度に覚えるのは大変です。
一度に全部は覚えられない。
こういう時は小さいブロックに分けて覚えるとよいそうです。
だから、まずは10首ずつ。
1~10番が覚えられたら、次は11~20番。
こうして言ったり戻ったりしながら、ようやく91~100番にたどり着きました。

でもこれで完璧ではのです。
何しろ1番を覚えたのはかなり前のことになりますから、最初から振り返ってみるとところどころ抜けている。
あんなに覚えたのになあ。。。

また小さいブロックに分けて思い出します。
1~20番
21~40番

それで100番まできたら、今度は1~33番、34~66番、67~100番。
そして最初から50番まで、51番から100番まで思い出してみる。
そうすると、これが37番だから38番はたしかこれ、みたいに前後のつながりで覚えているものも出てきます。

だから今度は、1番、11番、21番、・・・・91番の10首
2番、12番・・・92番の10首と、10首の組み合わせを変えて思い出してみる。

大きい塊は小さくして覚える、というのが暗記のコツみたいです。

あ~また忘れたと思うのは、覚えていたから

同じ歌でひっかることもあります。
またこれか、またここか、ここがあやふやなんだよなあ。

そういえば生徒さんもよくおっしゃいます。
今は覚えているけど、家に帰ると忘れちゃうのよね。とか。
ここではできるけれど、友だちに教えようと思ったら忘れちゃっていたのよね、とか。

忘れてしまった、ということにフォーカスすると、何で忘れちゃったんだろう・・・って思うものです。
でも「ああ、何で忘れちゃったんだろう」と思うってことは、覚えていたからですよね。ひと時でもそれを覚えていた。
だから思い出せない、って思うわけです。

だから思い出せないってことに「気が付く」っていいことなんです。
完璧に忘れていたら、思い出しようがないでしょ(笑)。

生徒さんにもよくお伝えするんです。
忘れても構わないんですって。
忘れるっていうのは覚えていたってことだから。
もし本当に完璧に忘れてしまっていたら、「それやったことありません」ってなるはずです。
でも「あ~~~~思い出せない」っていうのは、やった記憶はあるわけで。

私の場合、どうしても思い出せない歌があって「あ~~~すっかり忘れてる。どうしても思い出せない」と、しばらく格闘しても出てこない時に、ちょっと本を見たりすると「ああ!!!そうそう、これこれ」と思い出せる。
その思い出せるきっかけって何だろう、と考える。

例えば出だしなのか、途中の印象的な用語なのか、読んだ人なのか、その歌の意味なのか、語呂合わせなのか、「思い出すきっかけ」はその歌によって違いますが、今度はその「きっかけ」をしっかりと暗記して、そこを手掛かりに思い出すようにします。

よく生徒さんに「〇〇とは何だったでしょうか」と問いかけると、「う~ん。。。。。先生、ヒント。最初の一文字教えて」っておっしゃって、私が「デ」と一言ヒントをお伝えすると「あ~~~!! デバイス!」と答えが返ってくる、そんな作業に似ています(笑)。

自分がそれを思い出せるきかっけは何なのか。そこを手掛かりに、さらに記憶に刻んでく、というような作業を繰り返していくと、強い記憶が作られるような気がします。
だから生徒さんが「なかなか覚えられない」とおっしゃるのは、私はいいことだと思っています。繰り返すとそれは強い記憶になっていくから。
簡単に覚えたものは、簡単に忘れてしまう、というのはある意味本当だと思います。

と言っても決まった時間があるわけではないので、寝る前にやってみるとか、お風呂に入りながらとか、買い物に行く途中歩きながらとか。

番号を言えば歌が出る。
読み人を言えば歌が出る。
とまではまだパーフェクトにできません。
しばらくかかるなあ・・・・

その覚えている最中が、ちょっと楽しいんですよね。

これ欲しい・・・

 

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 この記事を書いた人:増田由紀 

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2000年に千葉県浦安市でミセス・シニア・初心者のためのパソコン教室をオープン。 スマホは生活に役立つ道具、道具は使いこなしてこそ。電話とLINEだけじゃもったいない!とスマホの活用法を広くご紹介しています。
入門書の執筆、記事監修、講座企画、デジタルやSNSが苦手な人のためのビジネス活用コンサルもしています。
スマホ関連の連載や記事監修、取材歴はこちら→(ハルメク、クロワッサン、通販生活、ゆうゆう、家の光、FPジャーナル、介護セブン、素敵なあの人、七緒、女性自身、朝日新聞、家庭画報、日経ITPro、日経新聞、日経トレンディ、NHK、NHKラジオ、日本テレビ、フジテレビ、TBS、テレビ朝日、東京MXテレビ等)。
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