こんにちは。オンラインで学べる、大人のためのスマホ&パソコン教室
(www.pasocom.net)代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀(@yukinojo7)です。
和風なものと嵐が大好きです。シニア世代の方々のスマホレッスンをやったり、スマートフォンやLINEの入門書を書いたり(Amazon著者ページはこちら)、仕事で使いたいのにSNS活用が苦手な方のためのお手伝いをしたりしています。
このブログでは、日々感じるスマホの活用法や私なりの工夫、IT技術の話などをメインに、なるべくわかりやすくお伝えしようと思っています。
近くのGUでお買い物。
商品を選びカゴに入れてレジのある場所へ。でも店員さんがいるわけではありません。
このタブレット端末のある隣にカゴを置くだけで・・・
置くだけで・・・どうして何が何点入ってるってわかるんだろう??
それも一瞬で。
レジも無人ですしね。誰もいない。
一瞬でカゴの中の洋服の点数と金額を計算し、しかも間違えてない!
洋服にICチップがついているわけではありません。それだと洗濯すると取れちゃうでしょ。
ネームタグのところかなと思ったけど、別に普通と変わりないし。
となると、値札に秘密があるんだ、多分。
・・・というわけで、洋服についていた値札をまじまじと見てみる。
特に金属のチップが見えるわけでもない。値札も凹凸があるわけでもない。
紙に印刷してあるインクが特殊なのか?
じゃあ分解だ。値札の紙を剥がしてみる。
う~ん、別に普通の紙だけどなあ。凸凹も感じられないし・・・
でも光に透かすと、何か見えるよ!
なんだろうこれ? もうこれ以上紙がはがれません。
紙がはがれないなら、お水に漬けてみよう。
紙をふやかしてみる。これでどうだ?
ふやかした紙をこすって見えてきたのが、銀色の回路のようなもの。
これが値札の正体かな?
本当に薄い、銀色の回路のようなものが出てきました。
ただの紙の値札じゃなかったんですね。
この正体は”RFID”(radio frequency identifier)というもので、「アールエフアイディー」と読みます。
ID情報を埋め込んだタグから、電磁界や電波などを使った近距離の無線通信を使って情報をやりとりするものや、その仕組み自体をRFIDというそうです。
このタグの中に、販売価格、品番、カラー、サイズ、製品ナンバー、製品ロット、などの情報が入っているんです。
RFIDの特徴は
・非接触通信
電波を用いて非接触でデータを読み書きできる。
自動車のスマートキーなどで ~10cm
交通系ICカードなどで ~30cm
洋服のタグなどで ~20m
・透過性
例えば製品が箱や袋の中に入っていたり、段ボールに梱包されたままでも読み取れる。
バーコードと違い、タグが見えている必要はない。
・一括処理
複数のタグの情報を一度で読み取れる
互いに干渉しない
このRFIDの技術を使って、洋服を何着もいれたカゴをレジに置くだけで、何が何点、合計いくらってすぐに読み取られるんですね。びっくりです。
社員食堂などで、A定食を頼んで、それをレジに持っていくとSUICAなどで決済できるのを見たことがありますが、「どうして何食べたかわかるんだろう?」と思ってましたけど、この仕組みが取り入れられているんですね。
クリーニング、レンタル衣装など、大量の点数を人が目でチェックしたり、バーコードを読み取って管理していたりしたものが、このRFIDタグ導入でずいぶん楽になったというケースもあるそうです。
その時のRFIDは、洗濯にも耐えられるタイプらしいですが、切って捨ててしまうような洋服の値札にもこんな技術が使われているとはびっくりでした。
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