こんにちは。オンラインで学べる、大人のためのスマホ&パソコン教室
(www.pasocom.net)代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀(@yukinojo7)です。
和風なものと嵐が大好きです。シニア世代の方向けのスマホ講座をしたり、スマートフォンやLINEの入門書を書いたり(Amazon著者ページはこちら)、セミナーをやったり、ビジネス活用講座をやったりしています。このブログでは、日々感じるスマホの活用法や私なりの工夫、IT技術の話などをなるべくわかりやすくお伝えしようと思っています。
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先日、温泉旅行の途中で熱海に立ち寄りました。美術館に行く前に腹ごしらえをしようと、熱海の商店街をぶらり。
こういう時は、ネット検索もいいけれど、自分の直感を信じてお店を決めるのが楽しいです。あたりでもはずれでも、思い出に残るでしょ?
そう思いながら歩いていると、美味しそうな海鮮丼の看板が目に飛び込んできました。
「ここにしましょう」と迷わずそのお店へ。こういう時の店選びは、なぜか私にまかされております。
商店街で見つけたアジの出汁茶漬け
店内は、昔ながらの落ち着いた雰囲気。決して新しいお店ではありませんが、そこがまた良い味を出しています。きっと昔からこの場所でご商売されているんじゃないかな。
私が注文したのは、アジの出汁茶漬け。ワサビと出汁が効いて、すごくおいしかった。
我が家のメンズはこちらでした。海鮮丼。これもおいしそう。
レトロなお店に最新システム!QRコード注文の意外な落とし穴
お店のスタッフさんは、ベテランの方々が中心のようにお見受けしました。しかし、テーブルに運ばれてきたのは・・・やはりこれか!
こういうお店でも、もう紙で注文は取りに来ないのですね。QRコードシステムになってます。
最近は観光地でもQRコード注文が増えているとはいえ、レトロな雰囲気のお店で、働いている方もご年配の方が多そうだったのに、やっぱりQRコード注文というところが、今を感じさせます。
しかし、向かい側のテーブルのお客案がQRコードを読み取ろうと奮闘しているのです。しばらくはお一人で試行錯誤されていましたが、うまくいかず、お店の方を呼んでおられました。
「ああ、ここで注文をメモに取るのかな?」と私は思いましたが、お店の方が来てもやっぱりQRコードからの注文に変わりはありませんでした。
お客さんよりもきっと年配であろうお店の方が、お客さんにQRコードの注文方法を教えておられました。
「QRコードの代わりは紙の注文票じゃないんだ・・・」と思ったと同時に、「そうこなくっちゃね」とも思いました。もしここで紙の注文票も使えるとなると、きっとお店の方の負担も増えてしまうと思うのです。
QRコード注文は便利だけど…デジタルデバイドを実感
年配のスタッフさんが多いようにお見受けしたのですが、観光地だし、お客さんも入れ代わり立ち代わりのこのお店では、注文を聞きに行く手間が省けるだけでも、スタッフの方の負担は大きく軽減されるのではないか、と思います。
観光地だと「え~どれにしよう」と、なかなか注文が決まらないことがあったりして、注文を取りにテーブルに向っても、全員分スパッと1回で仕事が終わるかどうかわかりません。
「後で」と言われたら、またテーブルに注文を聞きにいかなくてはいけない。
1階から2階へお料理を運んだり、お客さんを案内したりすることも考えると、そうした時間は負担になるかもしれません。
今回の件で、観光地でもどんな年代でも、やっぱりQRが読めた方がいい! QRはまだ全員が読めるわけじゃなく、こんなところにもデジタルデバイドは存在するんだな、という現実を目の当たりにしました。