スマホ活用アドバイザー増田由紀ブログ「グーなキモチ!」

ぼたん満開の奈良の長谷寺

こんにちは。オンラインで学べる大人のためのスマホ&パソコン教室
www.pasocom.net)代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀(@yukinojo7)です。
和風なものと嵐が大好きです。シニア世代の方向けのスマホ講座をしたり、スマートフォンやLINEの入門書を書いたり(Amazon著者ページはこちら)、セミナーをやったり、ビジネス活用講座をやったりしています。このブログでは、日々感じるスマホの活用法や私なりの工夫、IT技術の話などをなるべくわかりやすくお伝えしようと思っています。

 

京都の「都をどり」にお誘いいただいた日、友人が住む奈良にホテルを取ることになりました。友人が車を出してくれ、次の日は奈良観光。きれいに晴れ渡った空です。

 

若草山の山頂までちょっとドライブ。

鹿さんたちが悠然と日向ぼっこの最中です。

山頂からの眺め。3世紀に奈良盆地で成立した「ヤマト王権」。古の王族もこの山の頂から自分たちの治める土地を見ていたのかしら。

奈良にいると鹿を見かけることが多いですね。平安時代にも奈良には鹿がいて、神様の使いとされていたそう。鹿を見ることはおめでたい印、鹿を殺すと罪に問われたそうです。
鹿と目が合った私には何かいいことがあるでしょうか(笑)。

 

友人が車で長谷寺まで連れて行ってくれました。

参道で、自家製よもぎで作る草餅を買って食べました。ほかほかでおいしかった~。

 

長谷寺と言えばこちらの百人一首

うかりける 人を初瀬(はつせ)の 山おろしよ
はげしかれとは 祈らぬものを
源俊頼朝臣(74番)

ここなのね。。。

 

山の中によくもこのように大きく立派なお寺を作ったものです。

段差の低い階段ですが、ずーっと続く石の階段。大勢の人が訪れていました。

石段は 399 段あり、長さは約 200 メートルである。これは、伝統的な日本の
測量単位では 108 間である(1間は約 1.81 メートル)。これは、仏教におけ
る涅槃に到達するために克服しなければならないとされる 108 個の煩悩に対
応している。参拝者が本堂に向かって 1 間進むごとに、ひとつの煩悩が消え
去る、とされている(Webより)

登廊は上中下の3つに分かれています。階段を1段上るごとに1つ煩悩を落とし、3つの階段全部登りきると399段。そして400段(死)を越えて本尊にお参りするという意味が込められているんだそうです。

ボタンが満開でした。

花のお寺ともいわれている長谷寺。

京都へ行っても奈良までなかなか足を延ばすことはできませんでしたが、今回は車を出してもらったので長谷寺まで行くことができました。

着物で草履で、この石段を登ってきた昔の女性たちのことを少し考えていました。

ここまで徒歩か、馬か、牛か。そして階段を登り切って本堂へたどり着いた時の心地はどんなものだったのでしょう。

百人一首にも読まれているというお寺を、現代の私が訪れることができる。こんな長い歴史の中でよくぞ残っているものだと思いました。

 

大河ドラマ「光る君へ」を見ていることもあり、古いお寺などを見るとふと脳内タイムワープしてしまいますね。昔の人たちのあのいでたちで、草履で、遠くまで出かけて行った様など考えると、行く気になれば自分の足でどこにだって行けるんだな・・と思ってしまいました。

 

帰りはまた奈良まで運転してもらい、新幹線に乗るまでの時間を奈良ホテルのアフタヌーンティーで過ごしました。なにかと女性同士のおしゃべりは尽きません。仕事のことが多くなりますけど、ずーっとしゃべってる感じですね(笑)。

興福寺の五重塔を眺めながら、おいしい紅茶とお菓子をいただきながら、つかの間のリラックスタイムを味わいました。