私の本棚には、色に関係する本が多いです。
それと和風の文様などに関係する本。
好きなんです。
本屋さんに行っても、色の本はつい手に取ってしまいます。
なぜかな。
著者の吉岡幸雄(よしおか・さちお)さんは「染司よしおか」の五代目。
天平時代の色彩をすべて植物染料によって再現されています。
化学染料などなかった時代、どうしてこんなに美しい色の数々が生み出されるのか、どんな人が着ていたのか。本をめくるたびに想像を巡らせて、とても豊かな気持ちになるのです。
源氏物語に出てくる色も、文字では想像に限りがあるものが、目の前に布と色となって見せられると、ため息が出てしまいます。まあ素敵。
かさねといって、色と色を重ね、そこから生まれる新たな色を楽しむなんて、色をよほどよく見ている人の楽しみ方だと思います。
このような美しい布を身にまとって、着飾って、歌を詠んで、恋を楽しみ、自然を愛でていた人たちがいたんだと、古の都に思いをはせては、いい気分になるのです。
色の組み合わせを見るのも好きです。
その色に付けられた名前の数々。
紅絹色(もみいろ)、朱鷺色(ときいろ)、深紫(こきむらさき)、浅葱色(あさぎいろ)、青鈍(あおにび)、鶸色(ひわいろ)、海松色(みるいろ)、刈安色(かりやすいろ)、一位色(いちいいろ)、鈍色(にびいろ)・・・見ているだけで楽しい。
同じような色でも、呼び名が変わると少しイメージも違います。
色はその風土に合わせて、微妙に異なるものだと感じます。
普段はデジタルなものを使いこなす仕事ですが、そんな仕事の合間にこうした美しい色のあるページをめくり、しばしその時代に思いをはせるのが、ちょっとした気分転換になっています。
タイムマシンがあったら見てみたいものの一つが、平安時代の貴族の屋敷です。
美しい着物を着た人たちの、身にまとっている着物の色を見たり、衣擦れの音を聞いたり、触ったりしてみたい。几帳の影からそっーとその様子を覗いてみたい・・・(笑)。
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