スマホ活用アドバイザー増田由紀ブログ「グーなキモチ!」

ストレージとクラウド、どっちが何?イメージで覚えておきましょう

 

新学期最初の授業は、用語の確認から

今週から新学期。

教室(パソコムプラザ 新浦安)では、春のコースの1回目の授業です。

授業の1回目には、クラウドのお話をすることが多いです。

 

スマホやパソコン、それにインターネットの用語にはどうしてもカナカナが多くて。

しかも紛らわしい。

その単語1つが、生徒さんの理解を妨げていることって、よくあります。

「ストレージ」「クラウド」「オンライン」などの言葉は、授業でもそれこそ何回も出てきています。

でもふと、「あれ、どういう意味だっけ?」と迷うと、次の操作にも「????」と疑問が湧いてきたりします。

講師が説明することが、「ん???」と頭に入らなくなってきたりします。

 

私たち講師は、なるべく簡単な言葉に置き換えてご説明することもあり、その言い方ならわかるけれど

いわゆる「業界用語」になると、途端に手が止まってしまったり、自信がなくなってしまったりすることもあるのです。

なので、用語の理解は大事です。

 

授業冒頭で、

「今から、カタカナを3つ申し上げます。それぞれその言葉を聞いて、どんなイメージが頭に浮かぶか、考えてみてくださいね。」とお話ししました。

絵が浮かぶって、大事なことです。

その言葉を聞いた時に、頭にぼんやりと、あるいはくっきりと、絵が浮かぶ。

その「想像力」、言葉を絵にする力って、大事です。

 

 

そのカタカナは、次の3つです。

ストレージって?

クラウドって?

オンラインって?

皆さまならどんな「絵」が頭に浮かびますか?

 

ストレージって何?

ストレージ、と聞くと何を思い浮かべるでしょうか。

生徒さんのお答えは、多くの方が「倉庫」でした。

ストレージにはいろいろな意味があります。

IT用語辞典で調べれば「補助記憶装置」と出てくるでしょう。

あるいは「内部保存領域」とか「外部保存領域」などの言葉を見つけるかもしれません。

でもざっくり言って、「倉庫」です。

 

倉庫って聞くと、工場の倉庫、だだっ広い倉庫を思い浮かべるかもしれません。

あるいは、高床式倉庫などのレトロなイメージを思い浮かべる人もいるかしら。

家の倉庫なら、イナバやヨドコウの物置というイメージでもいいでしょう。

学校なら、ロッカーかな? 部室のロッカー、廊下に置いてあるロッカー。

駅だったら、コインロッカーかな?

それらは全部、「何か」を「しまっておく場所」ですね。

ストレージとは、そういう意味にとらえてみてください。

その倉庫がどこにあるかで、呼び名が違ってきます。

・オンラインストレージ

・クラウドストレージ

・内部ストレージ

・外部ストレージ

 

クラウドって何?

では、次のカタカナ。

クラウドって何?

生徒さんからは「う~ん」と考えた後で「雲」というお答が多かったです。

そう、クラウドはインターネット上に浮かぶ雲、というイメージでいいと思います。

英語で雲のことをクラウドといいます。

空の上にあるもの、というイメージですね。

 

 

すると生徒さんから

「クラウドって倉庫じゃないんですか?」というご質問がありました。

そういうご質問が出るだろうな、と思っていました。

クラウドを「倉庫」と捉える考え方です。

 

というのも、授業では最後にファイルをクラウドに預ける、という作業をすることが多いのです。

クラウドに預ける。

預けている場所は倉庫である。

そういうイメージ、間違ってはいないのですが、じゃあストレージとの違いは何?

ということにもなります。

 

 

ストレージとクラウド、どう違うの?

「ストレージとクラウド、どう違うと思いますか?」

というご質問に

「クラウドはインターネット上で、ストレージはそうじゃない」

「クラウドは手で触れなくて、ストレージは触れる」

「言い方が違うだけ?」

「クラウドは無料で、ストレージは有料」

・・・などの意見がいろいろと出てきました。

 

では、質問を変えてみます。

「ストレージとクラウド、もしどちらかがどちらかを含むとしたら? どうですか?」

 

ストレージがクラウドを含むのか?

クラウドがストレージを含むのか?

 

 

もう一度、イメージで考えてみるとわかりやすいでしょう。

ストレージは「倉庫」

 

高床式倉庫に・・・

学校のロッカー・・・

部室のロッカーに・・・

工場の倉庫・・・

駅のコインロッカー・・・  みたいなイメージ。

 

 

 

一方、クラウドは「雲」

 

じゃん。

これですね。

 

 

 

倉庫は雲の上にある

 

A案:こうなの?

雲(クラウド)は倉庫(ストレージ)に含まれるのか

 

B案:こうなの?

倉庫(ストレージ)は雲(クラウド)に含まれるのか

 

 

イメージで考えてみると、B案ですね。

雲の上に倉庫がある、そんなイメージです。

 

ストレージ(倉庫)はクラウド(雲)の上にあるのです。

 

 

倉庫には鍵をかけますね。

そのカギにあたるものが「アカウント」です。

鍵を持っている人しか倉庫を開けられない。

アカウントを持っている人しかストレージを使えない。

 

高床式倉庫の時代だって、丸太ぐらいはしたんじゃない。

扉を開かないようにしたんじゃない?

ねずみ返しを作るくらいの発想があれば、当然、扉はふさいだと思うんだけどな・・・(笑)。

鍵を開けられるのは、村長だけだったかもしれないけどね。

こんなイメージ・・・

 

 

世の中にいろいろな倉庫があるように、雲の上にもいろいろな倉庫があります。

雲の上に高床式倉庫がある。

雲の上にロッカーがある。

雲の上に工場の倉庫がある。

雲の上にコインロッカーがある。

 

 

こんなイメージ・・・

Apple社のクラウド

Microsoft社のクラウド

Google社のクラウド

狭い倉庫に広い倉庫。

写真専用に、書類も入るもの。

一人で使う倉庫に、みんなで使う倉庫。

無料のものに有料のもの。

たくさんの種類のクラウド(倉庫)が、クラウド(雲)上にはあります。

 

クラウド上のサービスはいろいろある

クラウド上(雲の上)で利用できるサービス実はいろいろあります。

顧客管理システム、プロジェクト管理、勤怠管理、安否確認、学習システム(e-ラーニング)・・

教室の場合、主に「倉庫」としての利用が多いので、クラウド=倉庫、という印象を持ちます。

でもクラウドは倉庫だけじゃないんですね。

 

スマホをお使いなら・・・

クラウドを活用したい。

ストレージは何か知っておきたい。

アカウントはちゃんと把握しておきたい。

 

生徒さんにはこうした用語にしっかりと向き合ってもらっています。

 

「今日、この言葉初めて聞いたという方

いらっしゃいませんよね・・・?」

 

いたら泣いちゃう、私(笑)。

 

 

カタカナ用語を聞いたら、イメージが浮かぶようにしよう

カタカナ用語や略語が多いITの世界。

スマホにまつわる言葉。

覚えておいていただきたい言葉。

みんなカタカナ(英語)だったりします。

紛らわしいものもたくさん。

しかもシニア世代の生徒さんにとっては、なじみのない言葉や概念が多いのです。

でも大丈夫。

授業では繰り返し出てきますからね。

大丈夫。

うちの先生方も、みなさんがイメージつかめるように、ちゃんとご紹介していきますからね。

 

私も、ちょっと難しいソフトを使っていて

「ラスタライズ」と

「スタイライズ」の違いが、ごっちゃになることがよくあります。

その時はわかるんだけど、しばらくたつと「え? んん??」ってなっちゃう。

私も忘れては覚え、の繰り返しです。

 

 

カタカナ用語が多いので、ぜひイメージを膨らませて映像で覚えるようにしてみてください。

 

 

 

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