スマホ講師養成講座にて　教えるということ

増田由紀

6年 ago

スマホ講師養成講座を行いました。

講師として人前に立つために、どんな心構えが必要か。

どんな準備が必要か。それは何のためか。

どんな意識で、どんなお声がけをするのか。

教えるということは、操作ができるように説明するということではありません。

その人に興味を持ってもらうこと。

その人にやってみようと思ってもらうこと。

その人にやってよかったと思ってもらうこと。

相手の心理状態に合わせて、講師がやるべきことを考えるのです。

説明が上手ならそれでいいわけではないのです。

どんなに上手に教えられても、説明をしているだけでは、伝わったことにならないのです。

講師養成講座をするといつも思い出すのが、私の受けた講師養成講座。

後にも先にも、あんなに熱くなった研修はなかったなあ。

「アドレナリン物質」が体中を駆け巡った、そんな体験を始めてしました。

血流にのって、ものすごい刺激が駆け巡ったのです。

それは課題にチャレンジする高揚感。

ダメだもう時間がない、という焦燥感。

これ以上もう考えられない、というやりきった感。

私には合っていた。

教えるということを熟知した先生に教わるって、本当に得難い体験でした

人にものを伝えるのは、とても繊細な作業です。

雑に伝えれば、雑にしか伝わらない。

丁寧に向き合えば、しっかりと届く。

私自身も、常に意識していきたい「丁寧に伝える」という作業。

講師養成講座をするたびに、初心に帰ることができます。

願わくば私も、あんな話ができる域に達したいと思います。

そして私の話が誰かの心に響いたらいいな、と思います。

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