スマホ活用アドバイザー増田由紀ブログ「グーなキモチ!」

俺はいいよと言わないで。父がLINEを使い始めたきっかけは法事

こんにちは。オンラインで学べる大人のためのスマホ&パソコン教室
www.pasocom.net)代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀(@yukinojo7)です。
和風なものと嵐が大好きです。シニア世代の方々のスマホレッスンをやったり、スマートフォンやLINEの入門書を書いたり、仕事で使いたいのにSNS活用が苦手な方のためのお手伝いをしたりしています。
このブログでは、日々感じるスマホの活用法や私なりの工夫、IT技術の話などをメインに、なるべくわかりやすくお伝えしようと思っています。


 

女性の方が新しいものに前向き?

教室には、スマホを始めたばかりという方が時々訪ねてきます。

 

スマホでできることをいろいろ知りたい、とおっしゃるのは概して女性の方が多い気がします。

 

男性は「このアプリの使い方だけ知りたい」とおっしゃる方が多いような気がします。

例えば、中山競馬場のアプリ。

例えば、松井証券のアプリ。

 

スマホではいろいろできるんですよ。

お知り合いにLINEやって、なんて言われませんか?

と言っても

「俺はいいよ、LINEはやるつもりない。」

「メールと電話と、このアプリだけ使えたらいいんだ」

とおっしゃいます。

 

女性の方が新しいものに前向きな気がします。

 

 

私の父も「俺はいいよ」派

私の父もそうでした。

スマホを持つことについても、最初は「俺はいいよ」と言っていました。

でも「お父さん、いい? 私はこういう仕事しているの。さすがに家族がスマホ使ってない、なんて私には言えない。いいですか、使ってもらいますよ(笑)!」

と説得。

「お父さんが使っていない、スマホ先生の家族が使っていないなんて、シャレにならないの。私の仕事に協力すると思ってお願い。」

と低姿勢にお願い(笑)。

なんとかスマホ導入には成功。

私が困るから、お願いだから使ってほしい。

と言ったのがよかったみたいです。

 

母は最初から「使ってみたい~♪」と前のめりだったのに対し、父は「俺は別にいい」でした。

 

母はスマホ教室でちゃんと習っております。

母が「お父さんも教室に通ったら」と言っても「俺はいい。」でした。

 

でももともと、自分で調べて解決するのが好きな性分の父は、スマホとの相性はよかったようで、自分で調べて使えるようになっていきました。

 

 

次はLINEです。家族LINEを作って緊急時に役立てたい私は、LINEをやろうと父に言いました。

「俺は嫌だ」と父(笑)。

母は「え~なにそれ、面白そう」

やっぱり新しいものに果敢に挑戦するのは女性のようです。

 

LINEの壁は高かった

スマホ自体になれたら、次はLINEです。

これがまた、ハードルが高い。

何度か父に「LINEやろうよ」と言っても、なかなかうんと言ってくれません。

若い人がやるもの。

というイメージなのか。

軽いノリのアプリ、は使わないということなのか?

特に、母がLINEを使うようになって、その使い方を見ていたからか?

「お母さんみたいな使い方するのは、俺は嫌だ」と。

「お母さんみたいな使い方」とは何を指しているのでしょう(笑)。

もしかして、大きなスタンプをたくさん押したりして楽しむ様子が、女子供のやるものという印象になったのでしょうか(笑)。

 

LINEの壁は意外と高かったのです。

 

転機は法事で訪れた

そんな父に転機が訪れたのは、親戚の法事に際してのことでした。

親戚がたくさん集まる法事では、郷里の親せきに送り迎えを頼んだり、お昼は何人でお弁当はいくつ用意するか、その間迎えは誰がやるか、車の手配はどうするかなど、結構な数の連絡事項が飛び交います。

〇〇は何時ごろ駅に着く。迎えは✕✕。

全員乗れないから、車はもう1台△△が出す。

##の家族は□□が何時ごろ着く、◇◇は何時ごろ着く。

その時は●●が迎えに行って、3人だけは食べてから来るから、お弁当は用意しなくてよい。

あちらこちらから集まるので、連絡事項がたくさんあるんです。

それをメールでやるなんて、もう大変なんです。

時系列もわからなくなる。

そのメールもう見てくれたのか、まだなのか、メールだと返事が来るまでわからないし。。

 

そこで私は「今だ!」と思いました。

今こそLINEを導入だ!

このチャンスを逃してなるものか!

 

LINEは便利だなあ

法事に関して、親戚のLINEグループを急きょ作成。

そして父に「これは連絡網みたいに使えるから、すごく便利だから、とにかくLINEやって」と、半ば強制的に始めてもらいました。

私は法事には行けませんが、連絡は欲しい。

それにLINEだと、その投稿がもう見られたかどうか「既読」でわかるよ。

と、LINEでの連絡の利便性を力説しました。

父も、法事の連絡ということならと、LINEグループに参加してくれました。

 

そして父がLINEを開設した直後に、妹たちに連絡して「お父さん、今LINE始めたから、何か書いて!

返事を書く必要があるような質問とかしてみて!」と裏で手を回しました(笑)。

 

その時私は法事には参加できなかったのですが、帰省中の父にもLINE攻勢。

父も、「今、お母さんと新幹線に乗った」とか「〇時に着く。迎えは✕が来る」と、LINEを返してくれるように。

几帳面な性格です(笑)。

でも助かる。こんな風に使ってくれたら様子もわかるし。

 

業務連絡チックに使えば、LINEへの抵抗も少ないかなと思い、引き続き妹たちにも「お父さんのLINEに返信して、今すぐ!」と協力を頼みました。

 

帰省中も、甥や姪たちとLINEをやり取りしたこともあり、写真を送ったり、写真をもらったりで、いい感じに使っていたようです。

法事の連絡のやり取りを理由に、LINE導入は大成功!

 

法事から帰って、父が一言。

「LINEは便利だなあ・・・」

 

でしょ。

でしょ!?

でしょ(笑)

 

「これ、メールだったら返事が大変だったでしょ?」

「うん」

「返事が来るまで見てもらったかどうかわからないでしょ。」

「おお」

「既読がついて、読まれたことがわかって便利だったでしょ?」

「そうだな」

「時系列になってるから、後追いができて便利だったでしょ?」

「うん」

「写真も簡単に送れてよかったでしょ」

「ああ」

 

・・・よかったLINEの便利さがわかってくれて。

女子供の使うものって思ってたかもしれないけど、そんなことなかったでしょ。

親戚同士の連絡にはとっても便利なんです。

 

食わず嫌いならぬ、使わず嫌いっていうの、あるんでしょうね。

だからこそ、身近な人が粘り強く勧めてみることが効果的だったりします。

チャンスをとらえて、使用を促すのも大事。

 

粘り強く勧めてみて、自分のためでもあるから

なかなか両親がスマホをやってくれなくて、というお子様世代も、ぜひ粘り強く勧めてみてください。

ご両親世代がスマホを使えるようになっておくと、将来必ず役に立ちます。

後から「あの時やっておけば」「あの時使わせておけば」と思っても、もう遅い。

やる気も、覚える気力もなくなってからでは、スマホの導入は遅い。

連絡を取る手段は、1つでも多い方がよいのです。

それはお子様世代のためにもなるのです。

 

 

まだいいよ。

俺はいいよ。

私はもう年だから。

そう言っている時がおすすめ時です。

 

「まだ」なんて、じゃあいつやるんですか。

「俺は」いいよ、ってあなたに使ってほしいんです。

「もう年だから」って、今日が一番若いんですよ!

 

足踏みしている間はありません。

一日も早くスマホに慣れましょう。

そしてLINEぐらい使えるようになりましょう!

 

 

 

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この記事を書いた人:増田由紀

オンラインで学べる 大人のためのスマホ・パソコン教室 「パソコムプラザ」(047-305-6200)代表 。和風なものや嵐が大好き。好きな場所は京都や沖縄。
2000年に千葉県浦安市でミセス・シニア・初心者のためのパソコン教室をオープン。 スマホは生活に役立つ道具、道具は使いこなしてこそ。
電話とLINEだけじゃもったいない!とスマホの活用法を広くご紹介しています。
アナログ人間やスマホ・SNSが苦手な人のためのビジネス活用のご相談にものっています。 スマホを使えばもっと人生が楽しく、もっと仕事が広がる! それを多くの人に知ってもらいたいな。

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