こんにちは。オンラインで学べる、大人のためのスマホ&パソコン教室
(www.pasocom.net)代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀(@yukinojo7)です。
和風なものと嵐が大好きです。シニア世代の方々のスマホレッスンをやったり、スマートフォンやLINEの入門書を書いたり(Amazon著者ページはこちら)、仕事で使いたいのにSNS活用が苦手な方のためのお手伝いをしたりしています。
このブログでは、日々感じるスマホの活用法や私なりの工夫、IT技術の話などをメインに、なるべくわかりやすくお伝えしようと思っています。
仕事柄、スマホの選定について聞かれることは多いです。
その中でも「シニアにはAndroidとiPhoneどちらがおすすめですか?」と聞かれることが多々あります。
まずは「ご家族と一緒の機種にするとよい」とアドバイスをさせていただきます。
シニア向けスマホを特にお勧めすることはありません。
シニア世代の方がスマホをお一人で使うとなると、誰かに使い方を聞くって場面が多くなってくると思うのです。教室の生徒さんのように「先生」がいていつでも質問できる、というのならいいですが、周りに教室などがなかったり、聞くところがなかったりしたら、やはり頼りは家族ということになります。
家族と一緒の機種なら、同じメニューで教える方も教わる方もやりやすいと思います。
機種に特にこだわりがないということなら、私はシニア世代にも【iPhone】をお勧めしています。
理由もあります。日本ではiPhoneの保有率が高いのです。特にお若い世代の方はiPhoneの方が多い。となるとご家族、お子様やお孫さんがiPhoneという可能性も高い。
それに機種ごとに操作の違うAndroidスマホと違って、「iPhone」はどこまで行っても「iPhone」です。例えそれが2年前のもので、4年前のものでも、アイコンの形やメニューの名称は同じなのです。
何しろiPhoneを作っている会社はApple社しかないのです。その1社が1種類のスマホを出している、ということで、何年前に買ってもiPhoneはiPhoneなのです。
会社ごとにデザインやメニュー、操作性が異なるAndroidスマホとの大きな違いだと思います。
iPhoneは解説書もたくさん出ていますし(私も書いてる!)、若い人もたくさん使っている。
数年前のiPhoneでも昨日買ったiPhoneでも使い方は同じ。
それがiPhoneのいい点です。
またスマホは「基本プログラム」というのがあって、それが家の土台の役割をするのですが、iPhoneの基本プログラムは「iOS」(アイオーエス)といいます。
スマホというのは電気屋さんで買ってくる電化製品と違って、毎年この基本プログラムが更新されます。更新されると、セキュリティが強固になったり、今までできなかった機能が追加されたりします。基本プログラムを更新(アップデートといいます)することで、その時々で最新の状態にして使うことができます。
5年前に買ってきた冷蔵庫の機能は5年前のままですが、スマホはその時々で最新の状態にして使うものなのです。
この基本プログラムのサポート期間が約5年と長いのも、iPhoneの特徴です。
5年前に買ったiPhoneでも、基本プログラムの更新をすることで買ってきたばかりのiPhoneと同等の状態にして使うことができるのです。
もちろん中のプログラムが更新されるということで、見た目が変わるわけではありませんよ。ある朝起きてみたら、2つしかなかったカメラのレンズが3つになっているとか、そういうことはありません(笑)。
見た目は変わらないけれど、中身がバージョンアップしている、というイメージです。
一方のAndroidスマホは、この基本プログラムの更新期間が約2~4年とまちまちです。
お買い得!と安いAndroidスマホを買ってはみたものの、サポート期間が短かったなんていうこともあるのです。
シニア世代の方は、そう毎年毎年スマホを買い替えるわけではないと思うのです。
生徒さんを拝見していても、買ったiPhoneを上手に長持ちさせてお使いなので、5年ぐらい使っている人もざらです。
iPhoneは買う時の価格が確かに高いとは思います。Androidスマホのようにびっくりするような特価、というのはあまり出しにくい商品の特性があります。
でも基本プログラムを更新しながら5年も使えたら、結局お得だったというケースが多いと思います。
今や生活には欠かせない道具であるスマートフォンです。災害時には命を守る道具でもあります。
そういう道具は、あまりケチらない方がよいのではというのが私の考え方です。
私も両親にはiPhoneを使ってもらっています。質問にも答えやすいですしね!