LINEの文字認識、画像の中の文字は自分で入力しなくてよい。OCR、LINE編

こんにちは。オンラインで学べる、大人のためのスマホ＆パソコン教室
（www.pasocom.net）代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀（@yukinojo7）です。
和風なものと嵐が大好きです。シニア世代の方々のスマホレッスンをやったり、スマートフォンやLINEの入門書を書いたり（Amazon著者ページはこちら）、仕事で使いたいのにSNS活用が苦手な方のためのお手伝いをしたりしています。
このブログでは、日々感じるスマホの活用法や私なりの工夫、IT技術の話などをメインに、なるべくわかりやすくお伝えしようと思っています。

 

OCRという言葉をご存じでしょうか。

Optical

Character

Recognition/Reader　日本語で言えば「光学文字認識機能」

スマホのレンズでできることには本当に驚かされますが、このOCRもその一つ。

画像の中から「文字だけを取り出し、コピーや貼り付けの出来る形にする」というものです。

OCR専用アプリもありますが、授業の中ではLINEでできる方法をご紹介しました。

皆さんもう「へ～、こんなこともできるの！？」とびっくりされていましたよ。

「スマホでできることっていろいろあるけど、知らないで使っていること多いわよね」

「私たちは教えてもらってるから知ってるけど」

「ほんとにいろんなことができるのね」

「電話とLINEだけじゃ本当にもったいないわよね」

と思わずいろんな声があがります。そう本当に。知ると知らないとでは大違いなのです。

生徒さんにはいつも「同世代のトップを走っていてくださいね」ってお願いしてますから、生徒さんがお友だちに教えてあげられるといいな、って思ってます。

みんなが使ってるLINEでもできるんだしね。

ということで何通りもあるやり方の中から、まずはLINEでできる文字認識をご紹介しました。

 

例えばこんな風に、文字のある画像がLINEで送られてきたとします。画面ショットでもいいし、ポスターやチラシをきれいに写真に写したものでもできます。いずれの場合も「文字」がその画像の中に含まれているということ。画像の中の文字は、そのままではコピーも貼り付けもできません。なぜならそれは「絵」だから。

その画像をタップして開きます。右上にあるカッコで囲まれたA、これが文字認識のマークです。

 

Aをタップすると、画像の中の文字が認識され緑色のマーカーが引かれたようになります。「これは文字ですね」とLINEが分かっている、ということですね。下にある【コピー】をタップします。

 

そして、LINEの画面のメッセージ入力欄を長めに押して指を離すと【ペースト】と表示されます。

【ペースト】をタップします。

 

するとメッセージ入力欄に、「画像から取り出した文字」が貼りつくのです！

生徒さんも「お～～～～～、すご～～い」とおっしゃってましたよ。

ペーストしたらメッセージを送信してみます。

 

ちゃんと文字として送られているのが分かります。画像の中の文字、自分で入力しなくていいんです。

 

「先生、これはLINEの中でしか使えないの？」とのご質問がありました。

LINEの機能を使って「文字として取り出した」ものなので、LINE以外のものに利用することもできますよ。

例えばスマホのメモ帳を開き、長押しして指を離し「ペースト」（あるいは「貼り付け」）をタップすると・・・

 

こんな風に、メモ帳にも貼り付けることができます。

 

スマホには「この形は文字で、「あ」だな」とわかるんですね。

やり方はわかっていても、毎回「こんなことができるんだ」と驚かされます（笑）。

もし文字を入力するのが大変で、でも手元には印刷された用紙があって、という時にはぜひきれいに写真を撮ってから試してみてください。

なるべくまっすぐ、明るい状態で撮影できると、文字認識もうまくいきます。

私達の周りにある「印字された紙」や、スマホでスクリーンショットとか画面ショットとか言われている「文字が含まれる画像」など、そのままでは「絵」でしかないものを「文字」として利用する。そんな便利なことがLINEだけでできます。文字を取り出したいなと思ったらぜひお試しください。