スマホ活用アドバイザー増田由紀ブログ「グーなキモチ!」

浦安市災害ボランティアセンター移行・運営訓練に参加しました

こんにちは。オンラインで学べる大人のためのスマホ&パソコン教室
www.pasocom.net)代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀(@yukinojo7)です。
和風なものと嵐が大好きです。シニア世代の方々のスマホレッスンをやったり、スマートフォンやLINEの入門書を書いたり(Amazon著者ページはこちら)、仕事で使いたいのにSNS活用が苦手な方のためのお手伝いをしたりしています。
このブログでは、日々感じるスマホの活用法や私なりの工夫、IT技術の話などをメインに、なるべくわかりやすくお伝えしようと思っています。

 
浦安市災害ボランティアセンター移行・運営訓練に参加してきました。
これも生徒さんからの情報で知ったものです。
 
 
発災時の災害ボランティアセンター設置・運営を社会福祉協議会が行うことになっているんですね。そんな仕組みになっているなんて知りませんでした。
 
今回のボランティアセンター運営訓練ではスマホを使うことになります。
紙からデジタルへ、の移行訓練でもあるんです。
 
まずボランティアの受付は、あらかじめ追加したアプリで行います。
使ったアプリはJoyLinksといいます。
JoyLinks
開発元:masao nakajima
無料
posted withアプリーチ
 
 
ボランティアに参加する側には、「ボランティアID」が割り振られていて、名前や住所などはすでに登録済みの状態です。
 
 
ボランティアをするにあたって、テーブルの上で書類を書いたりすることもなく、スマホ1つでスムーズな手続きができる、という体験をします。
まずはボランティア受付のコーナーに行きます。
 
そこで先ほどのアプリの、自分のQRコードを見せます。
ボランティアセンター運営側は、ここでボランティアしてくれるメンバーの概要を把握することができます。
そしてここで4名1組になり、ボランティア内容を記載した用紙を受け取ります。
やり取りする紙1枚だけ。そのボランティア内容を記載した用紙にはQRコードが印刷されています。
 
 
QRを読み取れば、作業の依頼内容や行くべき場所などがスマホに表示されるのです。
これ、紙だったら印刷して赤丸つけてってなりますが、QRをかざして地図が表示されれば経路検索もできてスマートですよね。
 
 
次にボランティアの作業をするのに必要なレンタル品を借りに行きます。今回はその物品が書かれたカードを使いました。
この物品1つ1つにもQRコードが割り振られていて、どのグループにいくつ貸し出したかが分かるようになっています。物品の表に正の字を入れていく、とかチェクを書き入れるというのじゃないんですね。
 
そして作業が終了したらQRコードをかざし、スマホで作業方向書を書いて完了。
 
最後に、今回の訓練内容のまとめがありました。
ボランティアの人たちが作業に行ってから帰ってくるまで、これを今までは紙で管理していたので、ボランティアが終わってからもその集計作業があって、それが1日では終わらない。毎日続く。
でもこうしたシステムを使えば、瞬時に集計ができる。
誰かがまだ帰ってきていない、依頼された案件の何パーセントが終わっていない、などもすぐにわかるそうです。
 
まだまだ多くの場面で紙が使われている。でもスマホを使うことで紙からデータへ。
災害もDX化、という言葉が印象的でした。
 
最後のアンケートもQRで。
ご一緒した方が、「スマホを使えないとボランティアもできないね~」とおっしゃってました。
ホントにそうだなと思います。
でも紙を使うことで作業が長引いたり、処理が煩雑だったりしたものが、スマホを使えば簡単に管理できるようになれば双方にとって都合がよいです。
災害時、お手伝いをする側に回ったとしてもスマホは便利な道具になるんだな、と実感しました。