テレビって、テレビ番組を見るもの？

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コネクテッドTV（CTV）やスマートテレビという言葉をご存じでしょうか。コネクテッドTV（Connected TV）とは、インターネット回線に接続されたテレビのことを指します。

テレビとインターネットを接続すると、例えばテレビのリモコンから地上波やBS放送だけでなく、Netflix（ネットフリックス）やYouTubeなどの動画サービスで好きな映画やアニメを視聴したり、TVer（ティーバー）など見逃し配信サービスで、録画し忘れたドラマを後から楽しんだりできます。

またHDMIケーブルなどを使えばスマホの写真や動画をテレビで見たり、パソコンのディスプレイ代わりにすることもできます。なんといっても自宅で最も大きな画面です。このテレビの画面を活用しない手はないでしょう。

近年ではテレビの視聴時間が大幅に減少していると言われ、特に若年層（10代・20代）のテレビ視聴時間が大幅に短くなっているようです。

テレビ広告費は、2014年に1兆9,564億円だったものが、2024年には1兆4,750億円と1兆円台で推移しているのに対し、YouTubeを含むインターネット広告費は、2014年には1兆519億円だったものが2024年には3兆5,000億円と年々増加傾向(電通調べ)です。

確かに、SNSやネットのサービスを使っていると広告を多数目にすることが増えましたね。

コネクテッドTV利用世帯で視聴時間の平均を取ると、YouTubeが日本テレビに次ぎ第2位という結果（コネクティッドTV白書2024調べ）も出ています。

ご自宅のテレビは、もはや「NHK」と「民放各社」の番組を見るだけの端末ではありません。ネットにつながっていれば【テレビ番組を見ないテレビ】というのもあり得るということです。

確かに私も、民放はめっきり見なくなりました。NHKも番組を選んでみるだけで、常時テレビがついているということはありません。

むしろYouTubeなどの「テレビ番組」以外のものをテレビの大画面で見ている時間の方が圧倒的に多いですね。

今後、コネクテッドTVはさらに多様なコンテンツやサービスを楽しめる「画面」として進化していくことでしょう。