こんにちは。オンラインで学べる、大人のためのスマホ&パソコン教室
(www.pasocom.net)代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀(@yukinojo7)です。
和風なものと嵐が大好きです。シニア世代の方々のスマホレッスンをやったり、スマートフォンやLINEの入門書を書いたり(Amazon著者ページはこちら)、仕事で使いたいのにSNS活用が苦手な方のためのお手伝いをしたりしています。
このブログでは、日々感じるスマホの活用法や私なりの工夫、IT技術の話などをメインに、なるべくわかりやすくお伝えしようと思っています。
生徒さんからのご質問でした。
PayPayに20,000円入っているので、友だちに立替分を払おうと思って「送金」をしたんですが、送れなかったんです。残高が足りないって言うんですが、20,000円入ってるんですよ? どうしてなんでしょう。
これって時々ある質問なんです。
そもそもPayPayに入っているのって、お金なんでしょうか。
え、お金でしょ?だって買い物できるよ、って思われるでしょ。
でもこのお金、実は「PayPay残高」といいます。そして3種類に分かれているんです。
- PayPayマネー
- PayPayマネーライト
- PayPayポイント
この3つです。そんな違いを普段は意識せずに使っていると思います。
PayPayマネーとPayPayマネーライトは、現金や銀行口座に預けた預金と同じ感覚のものです。
買い物時の支払いに使えるし、個人間でも送金できます。
またもし「現金として引き出したい」=「出金したい」となったら、PayPayマネーの方は銀行口座への出金ができます。
PayPayマネーライトは銀行口座への出金ができない、という違いがあります。
でもこの「PayPayポイント」は、現金とはちょっと違う感覚なんです。ちょうどお買い物するとたまっていくポイントのイメージ。皆さまもお店で買い物して、ポイントがたまるとまたそのポイントで買い物することありますよね。
でもそのポイントは、お友だちにあげることはできない。あくまでもその店舗での買い物の時に使えるだけです。
だからもし「20,000円も入っているのに、友だちに送金できなかった」ということであれば、その「20,000円分」はPayPayポイントだった、ということになります。ちょうどマイナンバーカードを作って、そのポイントが反映されたところだったのではないでしょうか。
もらったPayPayポイントで、お友だちに送金することはできない、というわけですね。
そんな内訳、見たことないという方もおられるかもしれません。
PayPayのアプリで、自分の金額を見るところがあります。画面の上にあるカードの絵柄部分をタップすると、カードがくるりと裏返って金額が表示されます。その【金額】の部分をタップします。
もしやり方が分からない場合には下にある【ウォレット】という文字をタップしてもいいでしょう。
すると【内訳・出金】と書いた文字があります。そこをタップします。
自分の「使える金額」=「PayPay残高」の内訳を確認できます。
- PayPayマネー
- PayPayマネーライト
- PayPayポイント
それぞれに金額が表示ているはずです。該当するものがない場合には0円となっています。
ちなみにPayPayポイントは「使う」「貯める」「運用する」の3つの選択肢がありますので、もし変更したい場合には【設定変更】をタップしてみてください。
お財布の中にあるお金なら、20,000円あればかならずその中から1,980円を友だちに返す、ってことができます。
でもPayPayというお財布の中にあるお金=PayPay残高には3種類あって、そのうち「PayPayポイント」は友だちに送金できない、という仕組みになっています。
もし「お金入っているはずなのになぜ?」と思ったら、内訳をチェックしてみてくださいね。