合宿の最終日の次の日、地方に帰る友達もいて、電車やバスの時間前の間に表参道に立ち寄りました。
行きたい店がある子もいたし、せっかくだからどこかでランチもしたいし。
スーツケースを引いて歩くのは大変だろうと、同じく合宿に参加したやさしい男子が車を出してくれました。
朝はこんな感じで、すっかり解放感に浸っている私たちです。
ちょうど一人の友だちのiPadが、充電してもすぐにバッテリー切れになってしまうので、これは修理かな? と思っていました。
たまたま表参道に立ち寄るということで「Apple表参道店があるよ、行くならつきあうよ」ということになり、Apple表参道にみんなで行くことに。
調べたところ、iPadのバッテリー交換は本体交換になってしまうことと、即日ではできないと書いてありましたが、バッテリーのせいなのかどうか調べるだけでもと思って、立ち寄ることにしました。
iPadの調子の悪い彼女の家から一番近いのはApple名古屋店だそうで、そこに行くのも一仕事になってしまいます。
それにもし本体交換ということになったら・・・・私にはちょっと心配なことがあったので、それなら表参道店に付き合う方が安心かな、と思っていました。
「みさと一人で大丈夫かなあ」という一抹の不安がよぎったのです。
・・・・実際、これが大正解だったのですが(笑)。
ちょうどEarthDayで、Appleの葉っぱも緑色になっていました。
店舗がきれいだーと、みんな言っていました。
私と彼女は、地下1階のサポートデスクへ。
他の子は1階で記念撮影。
地下1階で受付をしてもらい、そんなに待つこともなく(15分くらい)順番が回ってきました。
調子の悪いiPadを見てもらうと、やはりバッテリーが調子が悪いようです。
この時点で選択肢は2つ。
1)所定の料金を払って、iPadの本体交換。同等品との交換となります。
2)新品を買う
友だちはiPhoneも検討していたので、ここで新しいiPadという選択肢はなく、料金を払って本体交換ということになりました。
しかも在庫があるとのことで、今日このまま持って帰れる。
「どうする、みさと?」
説明はしましたが、目で「全部任せる・・・」と言っているようだったので、
「じゃあ本体交換でお願いします」と私が言いました。ええ、言いましたよ(笑)。
本体交換ということは、新品同様のiPadが手元に来るわけです。
そして調子の悪いiPadは、Appleに置いて帰らなくちゃいけない。
ここでAppleのスタッフの方は、「バックアップは取れていますか?」ということを尋ねます。
バックアップを確認すると、おとといの分までは取れているようなので、
「ここのWi-Fiを使わせてもらって、あと少しだけバックアップ取っていいですか」とお願いしました。
スタッフは「はい、ではよろしくお願いします。」といって、代替品のiPadの手配に入ります。
私の心配事は2つ。
1)写真や連絡先のバックアップはどうなっているか? 特にエクスマ塾に参加中、写真をたくさん撮りました。
→写真は、おおよそバックアップ取れている。もしなくなったとしても、みんなからもらえる。
→連絡先はそんなにたくさん入れていないから、もしなくても大丈夫。また入れられる。
・・・ならこれについてはよいでしょう。
2)各種アカウントは把握できているか。私たちが参加したエクスマ塾では、さんざんSNSの使い方を教わりました。
Facebook、Twitterなどのアカウントはちゃんと把握できてる?
それからApple IDは大丈夫?
たいていの場合「メールアドレス」と「パスワード」の2つ揃って初めて「アカウント」として成り立ちます。
どちらか一つ欠けてもだめなのです。今回はiPadがまっさらな状態で手元に来るので、さっきまでやっていたSNSをちゃんと設定しようとすると、このアカウントが必要になってきます。
「うん、大丈夫と思う」
では、こちらにサインを。ということで、古いiPadを手放して、新しいiPadを手に入れている最中です。
上で待っているみんなには、ちょっと時間かかりそうだからお茶飲んで待っていてもらうことに。
新しいiPadを受け取って、代金1万円ちょっとを払い、充電用コンセントとlightningケーブル2mのお買い物を済ませ、その場でちょっとアカウント設定をしてからみんなのところに戻って・・・・・
急がないと。みんな待ってる。
Apple IDは大丈夫。これが分からないと、アプリを入れられないしね。大文字の入るパスワードもちゃんと覚えていましたね。
「まずはFacebook、これをいれておかんと・・・。」と友だち。
「そうだよね、じゃあまずFacebookだけ入れちゃうね。メールアドレス教えて。」
「はい、これ。」
え~~~~~~~~~~~~っ、入れないよ?????
「え、でもずっとこれでやってたよ」
おかしいなあ、私の入力間違えか???
でも。でも。。。こうなっちゃうよ???
なんとなく、嫌な予感が。。。。
そこで会場をWi-Fiの使えるカフェに移動して、落ち着いてもう一度設定をすることに。
他の友だちたちには、先に好きなお店に行っていてもらうことにしました。
ランチには間に合うでしょう。いや、間に合わせるんだ!!
本人もよくわからなくなって、紙にいろいろ書いてもらったりしました。
パスワードも「こうかな?」「それじゃあだめ、じゃあこれかな」「前に2つあったな」「でもこれで入れたけど」
過去の経験上、この状況は・・・・・・怪しくなってきた。
彼女も焦ってきますから、連絡できるところに電話して「私のノート見てくれん?」とか「私のパスワード知らん?」とか、かけているのです。
もう私もおかしくなってきちゃいました(笑)。
「私のパスワード知らん?」ってなかなかすごい電話だよ(笑)。
そうこうするうちに、「あ、今ので入れたかな」とFacebookの画面になったのですが、どうも「本人であるかどうかを次の手段から確認せよ」みたいな画面になってしまいました。
1)メールアドレスで確認
2)電話番号で確認
3)友だちの助けを借りる
じゃあ、メールアドレスが簡単かな。と思い
1)メールアドレスで確認
の画面から、メールを送信をするのですが、一向にそのメールの返信が戻ってきません。
え???
よく調べてみると
え???????
登録してあるメールアドレスは******@docomo.ne.jpと書いてあります。
ドコモって・・・今使っているiPadはソフトバンクだよね??
まさか。。。
「みさと、前にドコモ使ってた?」
「うん。」
それだーーーー。以前契約してたドコモのメールアドレスを、Facebookの設定にどうやら使っていたようなのです。
でも今はドコモは解約していますから、いくらそこにメールを送っても一生受け取ることはないわけです。
あーーー! メールはだめか。じゃあ次。
2)電話番号で確認
電話番号ね、じゃあこれで携帯電話に確認番号がお知らせされるでしょうから、それを使ってアカウントの設定をしてしまいましょう。
で、電話番号の確認を。
って~~~~ちょっと待って~~~~~、みさとが登録したのは「家の電話」だよー!?
本人ここにいて、家に電話がかかっても受け取れないよー(笑)。
こういう時は携帯番号を登録しておくんだよー。
第一、家の電話だとショートメールできないよー。
念のためかけてみても・・・誰もいないよね(笑)。
もう一つある、それは?
あーーー、それはお店の電話番号だ―。で、今日お休みなんだよね?
メールアドレスも、もう使えないメールアドレスが登録されていた。
電話番号も、携帯番号じゃなく、自宅の電話が登録されている。
他にも最近コメントしたものを以下の中からすべて選べ、という選択肢も出てきましたが、これも全問正解とならず。。。。。
友だちもだんだん無口になってきます。
オマイガー。
残るは・・・・
3)友だちの助けを借りる。
見たことあるけど、やったことないよ。初めてだよ、これやる人(笑)。
Facebookのページには確かにこう書いてある。
「アカウントにアクセスできない場合、アカウントへの再アクセスを手伝ってくれる信頼できる連絡先を設定できます。
この特別なセキュリティコードを依頼する場合は、友達に電話をするか、または直接話をしてください。」
友だちの助けを借りる画面には、Facebookが選んだと思われる友だち候補が何人か出てきます。
その中から3人に連絡を取って、その3人から「コード」という番号をもらって初めて、「はい、あなたは本人ですね。Facebookのアカウントを再開してもいいでしょう。」ということになるのです。
3人に直接話をするか電話するって・・・・・・
いた!
いたよ! いた! 画面に表示されたうち、リアルに、その場に2人いる!!!!!
「ねえ、まだ来ないの?」と外で待っているこの人たち。
「みさと! 2人に頼んできて、今からそっちにメッセージが行くから、そこに表示される番号を教えてって言ってきて」
「うん、わかった。」
いやー、すぐそこにいるよ、よかったー。
友だちの代わりに、私が送ったメッセージ。
「これでいいの?」と、2人からコードが戻ってきます。
さすが、やること早いね。みんな。いいね~!
窓の外から「何やってるのー?」と写真を撮られている私たち。
コトの複雑さに、すっかり無口になっている友だち。
「私ひとりじゃ、ようやらん。。。。。見ているだけなのに、心臓がバクバクしてきた。」
さあ3人中2名までは偶然目の前にいたよ。
後の1名。
「この中から、電話番号知っていて、電話かけられる人いる?」
「一人おるよ。」
「その人だ、今すぐ電話かけて!」
「何て言えば?」
「繋がったら変わるから大丈夫!」
・・・で、もう一人、私のあったことのない人ですが、彼女が電話をかけ、私が事情を説明し、その方にもメッセージを送って同じようにコード(数字)を送ってもらいました。
この作業は手早くやらないといけないらしく、もたもたやっていたら、もう一度お試しくださいとメッセージが出たりして、本当にやっかいでした。
リアルに目の前にいる2人と、電話がつながった1名から、それぞれコードを受け取って、ようやく!
ようやく! Facebookのアカウント再開できました~!
長かった。。。。
でももし私がいなかったら、地元に戻って、おそらく本当に面倒なことになっていたと思います。
IDとパスワードの不確かさ、またどうしてだめなのか、どこの設定を見たらいいのか、原因を特定できなかったのではないかな、と思います。
(もちろん詳しい人がそばにいれば別ですが)
私もこのまま帰らせるわけには行きません。大変そうなことが予想できるから。
何とか、今一緒にいるこの時間で解決してあげたい。その一心でした。
しかもたまたま目の前に、アカウント再設定を手伝ってくれる人に指定された2名がいた!
ホントよかった。
持つべきものは友なんだなあ、と思いましたよ。
だからメッセージにも書きましたよ。
持つべきものはフェイスブック友だねー、と。
今回の件は、様々な事柄が重なって、本当にこんな現象に出くわすのもめったにないんじゃないかと思いましたが、私も大変勉強になりました。
そして携帯電話会社のメールアドレスを、大事なアカウントに設定するのはちょっと考えものだなあ、と思いました。
彼女には確認の取れたアカウントを私がメモして、自宅に戻ったらしっかり書き直すこと、線引いて直しちゃだめよ、ということ。
携帯メールアドレスは大事な何かの登録の時には使わないようにして、今後はこれを使ってと、Gmailも取得しました。
何が何やらわからないで、ただただ心配で見ているだけだった彼女も、心臓に良くない時間を過ごしたことでしょう。
SNSを学んだのに、今まで使ってきていたSNSアカウントが使えなくなっちゃうっていのは、ちょっと致命的ですからね。
お疲れ様でした!
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