JR赤羽駅の5・6番ホームに、面白いお店があります。
店員さんのいないお店です。
ここは、AIを利用した無人決済店舗。その店舗の実証実験が10月17日から約2か月間行われるのです。
無人でお買い物ができるって？ 会計どうするのかしら。
中に入ってみよう！
今日はそんなに待っている人がいないようです。
並んでいる間に入店にあたってのご留意事項を読みます。
店内は撮影禁止なんだって。残念。
TOUCH TO GOと書いてある。
もっと並んでいる日もあるそうで、今日は少ない方ですね。
まずこのお店で使えるのは「現金」ではありません。お店に入る時にSuicaなどのICカードをかざして入店します。
そして店内では商品を普通に選びます。駅の構内のキオスクになるような品ぞろえで、飲み物、パン類、お菓子類など約140種類が並んでいます。
さてどれにしようかな。これにしようと決まったら、商品を手に取ります。
それを店内のカメラが見ていて、この人は何を買おうとしているのかがわかる、というものです。
このままお店を出たら・・・それは万引きになっちゃいますよね。
店内に入る → 商品を選ぶ → 出口で決済システムにSuicaをタッチ → おしまい
そう、ここではレジの店員さんがいないのです。
私はアンパンとジュースとお茶を手に取りました。そして出口へ。
出口にある機械のディスプレイには、私が手に取ったアンパンとジュースとお茶の商品名と金額がちゃんと画面に表示されていました。手に取っただけなのに商品名も個数もわかるんですね。
そして、間違いなければSuicaをタッチしてそれで終わり。決済が完了するとレシートが出てきて出口のゲートが開くという仕組みです。
袋に入れてくれる人もいないから、自分で入れます。
そのうちレシートもスマホに送られてこないかな。ここだけ紙だからね。
でも買いたいものが決まっていれば、カードでタッチして入店、商品選んで、カードでタッチして出店で、10秒ぐらいあれば買い物できてしまいますね。通勤で忙しい朝には便利かもしれませんね。
まだ同時に何人もの人の買い物をチェックできないらしく、また店舗も狭いということで、今回は同時に入店できるのは3人まででした。
電子マネーはSuica以外にPASMOも使えます。
財布を持たずに電子マネーで決済ならもうやってるよ、という人もいるかもしれません。
クレジットカードと変わらないじゃない？ と思う人もいるかもしれませんが、無人店舗ですからね。
もうレジを打つ人もいないのです。
これが、同時にもっと多くの人が入ったり、商品を棚から出して、また戻して、また出してとやる人が多かったりしたらどうなるのかな。その実験ももちろん進んでいるとは思いますが、朝の通勤ラッシュ時のスピードにも耐えるだけのお店になれば、もしかするとあちこちのホームにこのような無人店舗が増えてくるのでしょうね。
それと商品を袋に入れるというところは、やはり人出がいるのかな。
今回はアンパンとジュースとお茶でしたから手でも持てるけれど、これがスーパーのような商品をたくさん買うような場所だと、自分で袋に入れるのが嫌、という人もいるかもしれない。
すると、きれいに袋に入れてくれるというサービスがもしかしたら価値あるサービスになるのか？
あるいはそれもロボットがやってくれるのか？
AIが介在する店舗の将来は、どんな姿になっているのか、興味津々です。
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