スマホ活用アドバイザー増田由紀ブログ「グーなキモチ!」

誰もがドラえもんを持てる時代に、AIとの付き合い方

こんにちは。オンラインで学べる大人のためのスマホ&パソコン教室
www.pasocom.net)代表で、スマホ活用アドバイザーの増田由紀(@yukinojo7)です。
和風なものと嵐が大好きです。シニア世代の方向けのスマホ講座をしたり、スマートフォンやLINEの入門書を書いたり(Amazon著者ページはこちら)、セミナーをやったり、ビジネス活用講座をやったりしています。今までのスマホ関連の連載や記事監修、取材歴はこちら→(ハルメク、クロワッサン、通販生活、ゆうゆう、家の光、FPジャーナル、介護セブン、素敵なあの人、わたし時間、七緒、女性自身、朝日新聞、家庭画報、日経ITPro、日経新聞、日経トレンディ、NHK、NHKラジオ、日本テレビ、フジテレビ、TBS、テレビ朝日、東京MXテレビなど)。お仕事のご依頼はこちらからお願いします→仕事に関するお問い合わせ

このブログでは、日々感じるスマホの活用法や私なりの工夫、IT技術の話などをなるべくわかりやすくお伝えしようと思っています。

 

パソコムプラザの新学期のテーマは「AIと仲良く付き合おう」です。

来週からの新学期を控え、私もチャットAIの勉強中。

先日テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」でAIの特別番組が放送されました。番組では、「AI 驚異の進化で一変する世界」というテーマで、現在のビジネス界でAIがどのように活用されているかについて紹介がありました。

番組の中で最も注目されていたのが「Chat GPT」です。アメリカのChat GPTイベントに出席した参加者は、「ハーバード大学を卒業した人よりも、Chat GPTを使いこなせる人の方が価値がある」と語っていました。道具を使いこなせる人って、これから価値が出てくるんでしょうね。

オープンAIのCEOサム・アルトマンの独占インタビューもありました。「一人勝ちじゃなく、みんなでいい発展をしていきたい」「独り占めする技術ではなく、誰もが使える技術」という趣旨のことを話していて、意外にも感じました。こういう最先端の事業では「誰よりも先んじて」っていう野心満々な感じの人が成功するのかな、と勝手にイメージしていたのですが、「AI技術の民主化」という考え方に、痛く共感しました。サム・アルトマンが日本のメディアに取材されたのはこれが初めてだったそうです。

このすごい技術ですが、実はまだまだ序章に過ぎないとのこと。オープンAIが最終目標にしているのは「AGI」です。AGIとは、汎用型人工知能のこと。

必要な時に必要な道具を出してくれたり、一緒に泣いてくれたり、手を出さずに見守っていてくれたり・・・それってもしかして!?「ドラえもん」のような存在じゃないの。藤子不二雄さんすごいこと考えついてたんだな。

自分のやりたいことを実現させ、寄り添ってくれて、アドバイスしてくれたり、手助けしてくれたり。そんなAIが、ひとりずつについてる。そんな夢のある話でした。でも夢じゃなく、何年後かには現実になっているかもしれません。

チャットAI元年ともいえる今年は、利用シーンがあれこれと考えられます。 すぐにでも使えそうなのが「検索」ですね。

私たちはあまりに長い時間を「検索」に費やしています。 仕事にしろ、プライベートにしろ、インターネットでの検索をかなりやっています。 そこから情報を入手する力も必要なんですが、無駄な時間も多い。 探しているものが見つからないこともあったり、ついつい寄り道しちゃったり・・・。

AIは「探している情報」を見つけやすくしてくれたり 本題に入る前に「手間取っている仕事」を手伝ってくれたりします。

それは、人間をダメにする行為ではなく、より一層仕事しやすい環境を整えてくれてる、そんな感じ。仕事じゃなくても、より一層自分がやりたいことに時間が使える環境を整えてくれる、って感じです。

そこでできた時間は、人間が楽しむことに使っていい。 ゆっくり、じっくり、何かをしたいのに、なかなかそんな時間が取れない。 そんな時にこそ、AIが活躍してくれる。 そんないい付き合い方をしていきたいな、と思いますし、きっと未来はそうなる。 豊かな時間が待っている、と思います。